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レザーソールのお手入れ方法を伝授!

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ビジネス用の革靴をカジュアルに履きこなすためのデザイン知識を伝授!

メンズファッション一色 革靴
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メンズファッション一色

革靴をお仕事で履かれている方は
「この革靴って普段履きできないかなぁ」
と思ったことはありませんか?

お仕事用の革靴と普段履き用の革靴をキチッと分けてしまうとそれぞれに革靴が必要になり、あまりたくさん革靴を所有したくないという方には困りますよね。
また、コロナ禍においてスーツを着る機会が激減し今までお仕事で使っていた革靴の出番が減ってしまった方はどうにか革靴を普段も履けないかなと思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回はビジネスシーンでも使えて普段履きもできる革靴のデザインをご紹介したいと思います!
在宅ワークで革靴を履く機会が減ってしまった方もカジュアルにまた革靴が履けるようになりますよ。

フォーマルな革靴とカジュアルな革靴の違い

フォーマルを着用した男性

フォーマルと聞くと「正装」をイメージされる方もいらっしゃると思います。
モーニングや燕尾服など、かしこまった場面で履く革靴を普段履きするのは少し難しいですが普段ビジネス用として履いている革靴であれば普段履きできるものもあります!

フォーマルシューズというのは、「ストレートチップの内羽根式の黒靴」ですよね。
「冠婚葬祭用に革靴を探しています!」というお客様にはこのストレートチップの内羽根式の黒靴をまず勧めます。どんなデザインかといいますと…

ストレートチップの内羽根式
ストレートチップの内羽根式

このように羽根が閉じるタイプの内羽根式、横一文字にステッチが入ったキャップトゥがフォーマルシューズです。パンチドキャップトゥというデザインもありますが、フォーマルシューズは至ってシンプルな飾りのないものです。内羽根式とはハトメのついている部分が爪先革に縫い付けられており履き口がV字に開きます。

このストレートチップの内羽根式の黒靴を持っている方は多いと思いますが、フォーマルシューズのデザインの革靴をデニムに合わせたりチノパンに合わせるというのは違和感があります。かしこまったデザインの革靴はかしこまった装いの場面で履いたほうが似合います。

チャーチといえばコンサル!
コンサルはポリッシュドバインダーカーフを使った艶やかなドレスシューズです。
キャップトゥのダブルステッチとクォーターライニング(腰裏)によりシンプルで不変的なスタイルに仕上がっています。

トリッカーズのレザーソールはドレスも美しいシルエットが特徴のドレスです。
アッパーはボックスカーフを使い耐久性にも優れています。

ビジネスシーンでよく見る革靴デザイン3選をカジュアルに履く

茶色のタッセルローファーのスエードと青いポロシャツ

ビジネスで履いている革靴をそのままカジュアルに履くというのはやはりデザインに少しだけ条件があります。
職種にもよりますが、多分皆様がお仕事で履かれている革靴はストレートチップの内羽根式以外のものも多いと思います。今回はビジネスシューズとしてよく履いているデザインでカジュアルに履けるものをピックアップしましたのでご覧下さい。

〈ビジネスシューズ1〉外羽根式のプレーントゥ

2人の男性の濡れた足元
黒のプレーントゥの外羽根

ビジネスで履く機会の多い外羽根式のプレーントゥですが、このデザインはそのままカジュアルに履いてもよいデザインです!
パンツの種類をスラックスに代えるなどすれば休日スタイルになりますよ。

「ストレートチップの内羽根式がフォーマルシューズです」とご紹介しましたがこちらは「プレーントゥの外羽根式」です。

よく見ると羽根の部分のデザインが違うことがお分かりいただけるでしょう。外羽根式とはハトメのついた腰革が爪先革の中央部分で開いているのが特徴です。今回は外羽根式は別名「ブラッチャー」ともいいます。

「カジュアルに普段履きするからこそ少しだけ良いものを履きたい」という方におすすめしたいのがChurch’s(チャーチ)のシャノンです。
チャーチのシャノンはポリッシュドバインダーカーフを採用しチャーチ特有のハーフムーンステッチにホールカットレザーを使用した大変高級感のある1足です。ビジネスとカジュアルどちらもお使いいただけますので、たくさん履いてたくさん愛してあげて下さい。

レッドウィングというとワークブーツを思い浮かべますが、レッドウィングにもビジネス用として大人気のデザインがあります。それは「ポストマン オックスフォードNo.101」です。
元々は軍人、警官、郵便局員など公務員の靴をアメリカではサービスシューズと呼んでいました。ポストマンはこうしたサービスシューズとして1954年に発売されアメリカの郵便局員達が吐くようになり「ポストマン・シューズ」と呼ばれるようになりました。

このポストマンシューズはビジネスライクな服装やドレスダウンしたカジュアルなスタイルにも適しており街中を歩き回っても疲れにくいため今もなお愛され続けています。
ソールはクッションクレープを採用し厚みもあるため大変歩きやすく、雨にも強いレザーを使用しているため実用的でもあります。

〈ビジネスシューズ2〉華やかなウィングチップ

茶色のウィングチップの革靴
茶色のウィングチップでカジュアルに
CHEANEYの爪先

甲の飾革の一つで小穴や縫い取り、切り替えで鳥の翼のような形を象った飾りです。革の端を見るとギザギザに切られているのがお分かりいただけると思いますが、これは「ピンキング」という飾りです。
装飾の一部になるのでとても華やかなデザインです。
ドレッシーな雰囲気を纏いつつカジュアルに履けるメダリオンはビジネス用にも使えますし、そのまま普段履きにも最適です。
また革靴の色を黒から茶にするだけでよりカジュアルダウンします。

トリッカーズ(Tricker’s)といえばカントリーブーツを思い浮かべますが、トリッカーズのバートンは外羽根式のウイングチップの代表格です。ダブルウェルトにダブルソールという無骨なカントリーシューズの仕様がまた格好いいんです。
靴の聖地ノーサンプトンにトリッカーズの工場はあります。1829年に創業し約190年にも及ぶ歴史は英国靴の中でもとても長いです。

私はトリッカーズが大好きなのですがその理由の一つに「ベンチメイド」という製法があります。
ベンチメイドとは1人の職人が1足の靴を最初から最後まで手掛けるというものです。
グッドイヤーウェルト製法のためその工程は複雑でトリッカーズは200を超える工程を1人の職人が最後まで作るというのはロマンを感じずにはいられません。
それだけでワクワクしますよね!

〈ビジネスシューズ3〉モンクストラップ

ネイビーのスーツを着る男性
黒のダブルモンクストラップ

「モンク」とは修道士を指し15世紀頃、アルプス地方の修道僧が考案したことからこの名前になったといわれています。
主に紳士靴の定番スタイルの一つ。
バックルが一つのものを「シングルモンクストラップ」、二つのものを「ダブルモンクストラップ」といいます。カジュアルなデザインになるので普段履きにもおすすめです。

カジュアルな革靴デザインとブランド12選

カジュアルな革靴を履きたい方はぜひ紳士靴販売員がおすすめするブランドをご覧下さい!
人気はあるけど流行に左右されないブランドと普遍的なデザインだからこそ長く履けるものを集めました。

履きやすい製法のモカシン

デッキシューズを履く男の足

現在カジュアルからビジネスシーンまで様々なテイストのモカシンがありますが、構造は足の裏から包む一枚の革にプラグがのせられた形です。またプラグがのり見掛けはモカシンであっても袋状の構造になっていないイミテーション・モカシンもあります。モカシンは履きやすい靴の製法です。

春夏の定番の革靴デザインといえばデッキシューズ!
その中でおすすめしたいのが大人気ブランドParaboot(パラブーツ)のBARTHです。
アッパーに使用されている「VOIL」レザーは塩水に濡れ日光で乾燥させてもひび割れしにくい強靭なレザーです。
BARTHのソールは濡れたデッキの上でも滑りにくい吸盤型をしたパラブーツオリジナルソール「MARINE」です。デッキシューズは本来濡れた甲板の上を歩くためのものなので機能性は抜群です。
春夏にシュートパンツにデッキシューズで合わせれば間違いないです!

忘れてはいけないのがセバゴ(SEBAGO)のデッキシューズ ドックサイドです。
1946年アメリカのニューイングランドに誕生したセバゴは創業2年後よりボートシューズの生産を始めました。
セバゴは「ハンドメイド」に拘った職人の技が光るデッキシューズです。そのため若干の個体差などはありますが縫い目のない快適さと耐久性があり、足を包み込むハンドメイドレザーモカシンはセイラーに愛されています。
またグリップ力に優れたノンマーキングラバーソール、塩水にも腐食しない真鍮のハトメなど工夫がいっぱいです。

王道のブーツ

味の出たライトブラウンのブーツ
Tricker'sのジョッパー

ブーツとはトップラインがくるぶしより高い位置にある靴を指します。ブーツにもたくさんの種類があり、ドレスブーツ、ウエスタンブーツ、ショートブーツ、サイドゴアブーツ、チャッカブーツ、ワークブーツ、ハンティングブーツなど目的に沿った製法と素材で作られています。
ドレスブーツ以外はビジネス向きでないため、ローファー同様普段履きですね。

飾りが可愛いタッセルローファー

タッセルローファーを履く男性

革靴についている房のような飾りは「タッセル」といいます。
このタッセルは革靴だけについているものではなく、鞄などにもついているものもあります。

今、Crockett&Jonesのキャベンディッシュは大変人気があり普段履きに欲しいアイテムのひとつになっていますよね。売場への問い合わせも多く、Crockett&Jonesといえば最近はあのオードリーを凌ぐ勢いです。

怠け者!?ローファー

G.H.BASSのローファー

スリッポンの代表的なスタイルローファーとは「怠け者」という意味があり、サッと履けサッと脱ぐことができます。甲部にモカ縫いが施されウエスト部を横切って中央を細長くくり抜いたベルトがつけられているのが特徴の革靴です。
1960年代にアメリカ東海岸の大学で流行り日本でも広まりました。トラッドのファッションが好きな方や、春夏などで足首を出すような涼しげなファッションがお好きな方にはおすすめです。

チャーチのクラシックなローファーはカジュアルに着こなすためのマストアイテムです。
ピンキングを施したタンが印象的で折り返したトップラインとライニングなしの構造により大変柔らかく履きやすい仕様になっています。ライニングがない構造というのはCrockett&Jonesのキャベンディッシュなどと比較していただくと分かるのですが本当に柔らかく最初からフィット感が良いです。

セバゴ(SEBAGO)のクラシックなローファーは紳士靴特有の製法ブラックラピド製法を採用しています。ブラックラピド製法とはグッドイヤーウェルト製法とマッケイ製法を両方取り入れた製法でコバ部分を縫っていますが、内側も縫いをかけています。一見分かりにくいのですが、その製法を知ると「おぉぉぉ!!」と唸りたくなります。履き心地はグッドイヤーウェルト製法よりも履きやすく返りがいいという特徴があります。

アッパーはガラスレザーを採用し美しい光沢があります。そのため水にも強くお手入れが楽という利点があるため、革靴初心者の方にもおすすめです。

カジュアルダウンさせてくれるスエード素材

スエードのタッセルローファーを履いたモデル
スエードのタッセルローファー

写真はタッセルスリッポンですが、レースアップの革靴であってもスエード素材を使うことでカジュアルになります。柔らかい雰囲気のスエードはデニムなどのカジュアルなパンツからスラックスのような綺麗めなファッションにもよく合います。

大人気のDr.Martens ドクターマーチン

Dr.Martensの8ホールを履く男
磨き終わった黒い革靴

Dr.Martensは時代背景と切っても切れない関係にあり、当初は郵便配達員や工場労働者のワークブーツだったDr.Martensがグラムやパンクといった音楽スタイルと混ざり合い自己表現のシンボルとして成長しました。

革靴にロマンを感じる理由の一つに時代と共に成長した歴史が挙げられます。イギリス靴やアメリカ靴は軍人のための靴として作られたり、軍に提供するために革靴を製造していたというシューメーカーは多くあります。
不謹慎ですが戦争と共に知名度が広まったブランドも多くあることは事実です。

英国王室御用達 Tricker’s トリッカーズ

Tricker'sを履いた足元
Tricker'sのカントリー

Tricker’sは山野を歩く革靴ですがトレッキングではありません。貴族らが休日、フィールドでハンティングを楽しむためにカントリーシューズは誕生したのです。

今日カントリーシューズには様々なタイプが存在しますがゲール人たちが履いたブローグスの伝統を鑑みても最も正当なデザインがブローギング入りのレースアップブーツであることは間違いありません。歴史と風情を感じるブーツを作ったのはジョセフ・トリッカーです。

使い込むうちに渋い味が出て思わず「恰好いい!」と唸りたくまります。私もカントリーシューズを履いていますが、少しクタっとしている方がカントリーシューズらしく自分が育てたという自負心が生まれます。Tricker’sは育てる喜びを教えてくれるブーツです。

Paraboot パラブーツ

カスタムされたパラブーツ
カスタムされたシャンボード

フランスのブランドでソールまでも自社で作っているという徹底ぶり。
履き心地は大変よく、まるでレザースニーカーのようです。

マイケルジャクソンも愛したG.H.BASS ジーエイチバス

G.H.BASSのキルトタッセル

写真はキルトタッセルですがマイケルジャクソンが履いていたG.H.BASSはコインローファーです。
驚くほど軽くしなやかな動きにも対応できるほど返りがいいため確かに踊れる革靴なのかもしれませんが、革靴を履いて踊れるのはマイケルジャクソンだったからと言っても過言ではありません。

Church’s チャーチ

スタッズのついたチャーチ

チャーチ大人気モデルのバーウッド。
丸みを帯びたエッグトゥが特徴の可愛らしいフォルムにスタッズを施した洗練されたバーウッドです!!

医学に基づき開発されたBirkenstock ビルケンシュトック

靴下を履いたまま履くBirkenstockのアリゾナ
ビルケンシュトックの白いサンダル

ビルケンシュトックはただのサンダルではないんです!
実は足の医学に基づき作られたサンダルなのです。
そのためBirkenstockの特徴はそのフットベッドにあります。
アーチがしっかりと形成されておりサンダルですが足に物凄くフィットします。
サンダルだけでなくレースアップのBirkenstockもあるのでどんな装いの時でも足の健康を維持できます。

優れたデザイン性と履きやすさが自慢のMAGNANNI マグナーニ

内羽根のMAGNANNI

マグナーニといえばボロネーゼ製法。ボロネーゼ製法とは、ライナーの革を木型に吊り込んでおき、そこにアッパーを載せ、改めて吊り込むという製法です。高い技術が必要で職人の技術が求められます。
アッパーとライナーがピタッと密着した状態で成型されるため柔らかく返りのよい靴になります。
またアッパーに施されたカラーリングは素晴らしいものがあります。これほどまでに美しいカラーリングをしている紳士靴を私は知りません。「色の魔術師」のミゲール・ブランコ氏がハンドペイティングで色を塗り重ねました。その姿はエレガントで妖艶です。

それでも「この革靴ってカジュアル?」と心配になっている方へ

やっぱり…分からない😢

ファッションに正解不正解はないと思います。
しかし「この革靴のデザインは仕事で使えるの?」と心配になってしまう方は

  • 黒より茶
  • スムースレザーより起毛革
  • 紐靴よりもスリッポン

ざっくりですがこの法則を覚えておいて下さい。
革靴のデザインにおいてカジュアルなのかが分からなくなってしまった時のヒントです。
二択の場合どちらを選べばいいのかという時のヒントになります。
これを見ると“茶色で起毛革のスリッポン”はかなりカジュアルということになりますね。

デザインを見極めることで革靴はカジュアルにも履きこなせる

デニムが3本

日頃ビジネスシューズとデザインの好き嫌いで選んでいた方もデザインの特徴を知ることでそれがフォーマルなのかカジュアルなのかがお分かりいただけたと思います。
現在コロナ禍において在宅ワークやリモートを政府が推進しているため、今まで会社にスーツを着てとビジネスシューズを履いて出勤されていた方はその機会が奪われてしまったことと思います。
そして逆にスーツ以外のファッションをすることが増え新しい悩みも生まれた方もいらっしゃるでしょう。

今まで履いていたビジネスシューズの出番が減ってしまったことにより革靴は乾燥や劣化が侵攻してしまいます。せっかく長年履いていた革靴が可哀想なことになる前に在宅ワークやリモートになっても履いてあげて欲しいなと思うのです。

しかしスーツを着る機会も減ってしまい「革靴をいつ履くの?」と思う方も多いと思うので、ビジネスシューズを普段のカジュアルな装いに合わせて履いていただけたらと思いました。
スニーカーよりもキチッとした印象の革靴を履けばカジュアルダウンした装いでも綺麗に見えますし、気持ちもグッと引き締まりますよ。

この機会に今までビジネス用として履いていた革靴を見直しカジュアルに履き替えてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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