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新入社員・新入学生の革靴デビューを応援します!

革靴
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新入学、新社会人の皆様、おめでとうございます!新しいスーツや靴に身を包み、新しい土地で、新たな気持ちでスタートを切っていると思います。私はそんなあなたを応援したいです!では今回はそんな頑張るあなたを応援するために革靴を初めて履く方に革靴のアレコレをレクチャーしたいと思いますので、是非最後までご覧下さい。

革靴をシーンから考える!

ビジネスにはドレスシューズ
青と赤のドライビングシューズ
普段履きにはカジュアルシューズ

革靴をどんなシーンで使うのかで選ぶ種類が変わってきますよね。お仕事で使うのか、カジュアルな普段履きなのか。お仕事で使うのならしっかりとしたドレスシューズをオススメしますし、普段履きならデザインの幅も広がり色も豊富にあります。お仕事でお使いになる革靴はビジネスシューズが多いと思いますが、こちらも幾つか代表的なデザインがありフォーマルシューズからカジュアルなデザインがあります。そのため用途により種類やデザインが大きく変わることを覚えておいて下さいね。

革靴のファーストシューズはどれがいい?

「仕事で使うんですけど、何が売れてますか?」

紳士靴の販売員をしているとよく聞かれます。「その質問をするあなたは革靴デビューをするんですね!!」と心の中で思いながらお話を聞きます。売れている革靴よりも、本当はあなたに合った革靴をオススメしたいです!色々なお話を聞きながら私が革靴デビューする方にオススメしているのがフォーマルシューズです。これは「仕事に使います!」という方にオススメしているのですが、フォーマルシューズとは冠婚葬祭にお使い頂けるデザインの革靴です。

冠婚葬祭とは、成人式・結婚式・葬式・法事のような慶弔の儀式です。

つまり畏った場であることはお分かり頂けるかと思います。そういう場には相応しいデザインの革靴がありまして、それがフォーマルシューズなのです。どんな形かといいますと「内羽根のストレートチップ」です。

黒いフォーマルシューズ

ステッチが横に向かって入っていて、シューレースを通すアイレットの取り付け部分が甲革(アッパー)と一体、もしくは甲革(アッパー)の下になるように作られた革靴です。この写真の革靴がフォーマルシューズです。これを選んで頂けたらどこへ履いて行くにも問題がなく、何にでもお使い頂ける革靴だからです。

革靴のサイズフィッティング

革靴のサイズってスニーカーのサイズとは違うことはご存知ですか?革靴デビューされる方は知らない方が殆どだと思いますが、革靴のサイズとスニーカーのサイズは全然違うのです。革靴をスニーカーのサイズで履いている方も偶にいますが、踵がガバガバですね。私の経験上紳士の革靴とスニーカーのサイズは約1cmほど違う方が多いです。例えばスニーカーで27cmを履く方は紳士の革靴では26cmになることが多いということです。元々スニーカーと革靴では履く時の条件が違い、更にフィッティングが違うことが挙げられます。スニーカーを履くときはスニーカーソックスを履き、革靴を履くときは薄手のソックスを履きますね。そして革靴は隙間が余り空かないようにピッタリとしたサイズを選びますが、スニーカーでは踵に指が一本入るくらい余裕のあるサイズを選びます。同じ靴ですが、スニーカーと革靴では全く異なるフィッティングをします。革靴のサイズは実寸がサイズ表記になるので分かり易いですが、スニーカーの場合は通常実寸よりも大きいサイズを選びます。初めて革靴を履く方は是非店頭で足の実寸を測ってもらって下さい。普段適当に選んでいた靴のサイズが可視化することでハッキリしますよ。

革靴をオシャレに履きこなすには?

ネイビーのスーツを着た男性

革靴をお家でケアしよう!

お手入れのお話は前回の内容と被ってしまうため若干指向を変えたお話にしようと思います。スムースレザーとスエードのお手入れの詳細は前回の記事をご覧下さい。

前回の記事に書かなかった「雨に濡れた場合は?」についてご説明します。普通に日常で革靴を履いていれば必ず雨に濡れてしまったという場面はでてきますよね。そんな時にどう対処するのかを今回しようと思います。皆様がご存知の通り「革靴は雨に弱い」です。これは紛れもない事実なので致し方ないのですが、そんなスムースレザーの革靴が濡れてしまったら下記の手順で行って下さい。

①乾燥させる

ビチャビチャに濡れている革靴をそのままにすることほど悪いことはありません。まずは第一に乾燥させることです。アッパー(甲革)やライニングの湿気を早急に取り除く努力をしなければいけません。まずはラインニングや中底が濡れている場合は革靴の中に紙などを詰めて湿気を紙に吸収させます。

ここで新聞紙を使うのも良いのですが、新聞紙は注意しなければいけないポイントがあります。それは新聞紙に使っている黒いインキがライニングにうつる可能性があるからです。ライニングが汚れてしまうことはオススメできないので新聞紙を使う場合はその新聞紙を丸めて白い紙で包んでから革靴の中へ入れることをオススメします。

ちょっとした工夫でインキの付着は防げます。

②型崩れ防止のシューキーパーを使う

シューツリー
シューツリー

雨に濡れた革靴の甲革は湿気によりヨレヨレです。そのまま乾燥させた場合本来のシルエットが崩れてしまう可能性があります。そこで必ず使用して欲しいものは「シューキーパー」です!木製でできたものをシューツリーと言います。これは洋服でいうハンガーのようなもので、形を崩さないようにするために使います。それ以外にも木製でできたシューツリーは湿気を吸ってくれるので、匂い対策にもオススメです。これは完全に乾燥してしまう前に使うことを私はオススメしたいです。それは濡れた革が完全に乾燥した場合、ガチガチになりシューキーパーを入れたところで元には戻らなくなるからです。半乾きの状態で詰めた紙をシューキーパーに入れ替えます。その時全体的に手で押さえて革をしっかりとシューキーパーにフィットさせ形を整えましょう。

③汚れを落とす

ツーフェイスローション
ツーフェイスローション

一度濡れた革靴は乾くと気付くのですが、かなり汚れています。汚れも一緒に乾燥しているのでまずはブラッシングをして粗方汚れを落とし、写真のようなクリーナーを使いこびり付いた汚れを落とし、毛穴が開くようにして下さい。この状態の革靴は汚れによって毛穴が詰まっています。

④靴磨きをしよう!

しっかりと汚れを落としたら今度は乾燥と同時に抜けてしまった油を入れていく作業です!今の革靴を触ってみて下さい。カサカサでパサパサです。

本当に可哀想で見ていられない!!!

まるで洗顔をしてそのまま放置した皮膚のよう…

⑴デリケートクリーム

サフィールのデリケートクリーム
SAPHIR デリケートクリーム

まずはデリケートクリームを使い優しく水分から入れていきます。「え?今せっかく乾燥させたのに?」ってお思いでしょう。このデリケートクリームはただの水とは違い保革作用のあるクリームなので、パサパサになった革がしっとりとしますよ。

⑵靴クリーム

コロニルのシュプリーム
コロニル シュプリーム

ここではコロニルのシュプリームの写真を使っていますが、靴クリームは革靴の色に合ったものをお使い下さい。靴クリームにはワックス成分が入っているため、パサパサになって色褪せしている革にしっかりと補色し艶を出すことを目的として使います。雨に濡れた後の革靴は艶はなくなりますし、見栄えも悪くなっているのでここではワックスの入ったクリームがオススメです。しっかりとブリストルブラシ(豚毛ブラシ)を使い磨き上げて下さい。もっと艶感を出したい場合は油性ポリッシュを使っても良いです。

靴磨き用ポリッシュ

油性ポリッシュを使うことでより一層艶がでて雨に濡れたことが分からなくなるくらい綺麗に仕上がります。

⑶磨き上げ

靴磨き用ミトン

もしあなたが油性ポリッシュを使わなかった場合、靴クリームの後に山羊毛ブラシか、ミトン、ポリッシュクロスを使った方が綺麗に仕上がります。油性ポリッシュ後のミトンはせっかくのハイシャインが傷つくだけなのでオススメしませんが、靴クリームだけの場合はこちらのミトンで拭き上げると余分なクリームが取れ艶々になります。せっかくここまで手をかけて育てた革靴なので最後までキッチリ仕上げたいですね。

自分の履物を大切にする

あなたが初めて手に入れた革靴はあなたにとってとても貴重な一足になるはずです。是非そんなあなたと共に人生を歩む革靴を大事にして欲しいと思うのが紳士靴販売員です。愛着を持ちあなた自身が手入れをしてあげることで、あなたの一足は大変履きやすい革靴に成長します。是非育ててあげて下さい。そして出来る限りあなた自身の手でケアして欲しいなと思います。その理由は、洋服とさほど変わらないファッションの一部だからです。新生活の一人暮らしを始めるとあなたは自分の洋服は自分でお洗濯することになるでしょう。一回一回クリーニング店に持ち込むことは殆どないはずです。それと同じなのです。わざわざ磨きの職人に預けるのも手ですが、それよりもあなたがケアするだけで愛着が湧き思入れも強くなりコストもかかりません。特別な扱いを受けるより毎日履く革靴はあなた自身でケアしてあげて欲しいです。是非革靴と共に大きく成長して下さい。革靴はあなたの傍であなたをずっと見ていますから。

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