今回は幼少から大好きなマイケルジャクソンがG.H.BASSを履いて踊っていたのでミーハーな私もG.H.BASSを履けばマイケルジャクソンになれるかどうかを検証したいと思います!
「G.H.BASSを履いてもマイケルジャクソンにはなれません!」(天の声)
ってふざけてみましたが、実際有名人が履いているといわれる革靴のモデルやブランドを知ると「何でこの革靴を選んだろう?」と思ってしまいますよね。
今回は比較的安価なG.H.BASSをマイケルジャクソンが履いていたので不思議に思い私もさっそく試してみることにしました。
G.H.BASSとはどんなブランド?
G.H.BASSとは世界で初めてローファーを作ったブランドです!
1876年アメリカのメイン州ウィルトンで靴屋で働いていたジョージ・ヘンリー・バスによって創業し、「目的に合った最高の靴」をコンセプトに快適で耐久性に優れた革靴を作り上げました。
ジョージ・ヘンリー・バスはその頃主流だったワークブーツやアウトドアシューズに疑問を持っていたため自ら靴作りを始めました。
G.H.BASSはローファーのイメージが強いのですがアウトドアやミリタリーシューズも作っており20世紀初頭には南極探検にG.H.BASSのシューズを履いて行ったといいます。
1936年Weejuns(ウィージャンズ)が作られブランドを代表するシューズになりました。そして第一次世界大戦、第二次世界大戦ではアメリカ軍にブーツを提供しています。
チャールズ・リンドバーグが史上初の大西洋横断単独無着陸飛行を成功させた時もG.H.BASSのブーツを履いていたということでアメリカの歴史的な出来事にはG.H.BASSがいつも一緒だったと思うとロマンを感じずにはいられません。
G.H.BASSとアメリカ軍との関係は少し固いイメージもありますが、G.H.BASSとファッションも切っても切れない関係です。
Weejuns(ウィージャンズ)はアイビーリーグの学生たちに大変人気が出て、アメリカントラッドやアメリカンカジュアルには欠かせないアイテムになりました。
マイケルジャクソンとG.H.BASS
“キング・オブ・ポップ” マイケルジャクソンとは
1958年8月29日、アメリカインディアナ州ゲイリー生まれ。
1966年ジャクソンファイブを兄弟で結成。1982年ソロとして発表した「スリラー」は1億枚以上の驚異的なセールスを記録した。“キング・オブ・ポップ”と呼ばれシンガー、ダンサー、パフォーマー、音楽プロデューサー、ビジュアルプロデューサーとしてあらゆる分野で頂点に君臨する。史上多くの賞を受賞したアーティストとしてギネス世界記録に認定されている。
2009年6月25日、ロサンゼルスにて急逝。享年50歳。死後も人気は衰えず、マイケルの音楽的な偉業と、パフォーマーとしてのかけがえの無い存在感への評価、彼が生涯放ち続けたメッセージへの理解、そして何よりその人間的な魅力への共感は、国籍・人種・性別も超えたあらゆる世代に及んでいる。
マイケルジャクソンのプロフィール ソニーミュージック
マイケルジャクソンが履いていたG.H.BASSのモデルとは?
コインローファーのローガンかビーフロールローファーのラーソンのどちらかだと思いますが、映像を確認するとかなりスッキリとした印象がありローガンではないかと思います。
G.H.BASSといえばローガンなので、マイケルジャクソンが愛用していたローファーもきっとローガンです!
ローガンとは手縫いモカ、マッケイ製法で作られたコインローファーです。
コインローファーとはサドル部分に1セント硬貨を差し込んでいたことから名付けられました。
G.H.BASSのウィージャンズとは元々ノルウェーの木こりが履いていた靴が原型と言われ「ノルウェイジャンズ(ノルウェーの)」という意味のWeejunsが誕生したといわれています。
マイケルジャクソンがどの曲でG.H.BASSを履いていたのか?
実は私…マイケルジャクソンの大ファンなのです!
小さな頃からマイケルジャクソンのダンスをビデオを見ており、その恰好よさとマイケルジャクソンの優しい話し方が大好きでした。
そして繊細で平和に満ちた歌詞も本当に素敵です。
そのマイケルジャクソンがどの曲でG.H.BASSを履いていたのか動画をチェックしました!!!
マイケルジャクソンのBillie Jeanのライブ
Billie JeanでマイケルジャクソンがG.H.BASSを履いていたというのが有名ということですが、MV(ミュージックビデオ)はG.H.BASSではありませんでした。ライブ映像を見るとマイケルジャクソンは確かにローファーを履いていますね!
マイケルジャクソンのThrillerのMV
マイケルジャクソンの代表曲でもある「スリラー(Thriller)」というMVでは白ソックスにG.H.BASSのコインローファーを合わせるというマイケルジャクソン特有のおしゃれなファッションで登場しています。
マイケルジャクソンはこの時代でこのクオリティのMVを作るアーティスティックなセンスは本当に素晴らしいということをお伝えしたく私の視点も交え面白おかしく解説します。
ある夜、彼女とマイケルはデートをしています。紳士的なマイケルジャクソンが満月を見て突然体調不良を起こし狼男に変身します。マイケルの耳は三角に伸び、牙が生え、爪は獣のように鋭く尖っています。マイケルの頭文字の「M」のアルファベットが胸に入った赤いジャンパーを着ている狼男はどこか滑稽に見えます。
しかしこれは映画の中のお話です。映画を見終わった2人は墓地の中を通り過ぎようとします。すると墓地の中から土をかき分け死人が次々と生き返ります。幾人にものゾンビが2人を取り囲み2人に逃げ場はありません。彼女は咄嗟にマイケルの顔を見るとなんとマイケルまでもがゾンビになっていたのです!
マイケルの頬はこけ顔色は浅黒く目は窪んでいます。
「キャァァァーーー!!」
叫ぶ彼女を他所にマイケルはゾンビの集団を連れキレッキレのダンスを彼女の前で踊り始めます。彼女は走ってゾンビの集団から逃れようと廃屋へと迷い込みますが、壁をぶち破りゾンビ達は遂に彼女を追い詰めます。ゾンビになったマイケルが彼女の肩に手を置くと…目が覚めます。彼女はただ単に悪夢を見ていただけなのです。
しかし彼女の肩を抱きながらマイケルは振り返りニヤリとふくみ笑いをしMVは終了します。
あまりにマイケルの顔が怖すぎてそのメイクキャップにしか目がいかないですが、しっかり足元のチェックもお忘れなく。
(マイケルジャクソンはこの撮影で黄色の目になるようにカラーコンタクトを入れていましたが、この時代のカラーコンタクトはきっと痛かったことでしょう)
マイケルジャクソンのツアー
いくつか動画を確認していると主にやはりライブでローファーを履いている確率が高く、ステージの上でスムーズな動きをしています。
これは確かにマイケルジャクソンはG.H.BASSをライブ中心に履いていたとみて間違いないでしょう。
G.H.BASSは革底なためフロアを滑るように動くダンスに向いており、華奢なマイケルジャクソンの脚にもラストがピッタリ合うのだと思います。
G.H.BASSはDワイズのものとEワイズのもがありますが、メンズ・レディース共に決して広くはないため身体が細く足もほっそりしている方によく合うのだと思います。DワイズとEワイズの場合、Eワイズのほうがゆったりとしています。
マイケルジャクソンと同じ革靴を履いていると考えるだけでテンションが上がります!
しかもG.H.BASSは2万円前後で買えちゃう革靴なんです。
2万円前後でマイケルジャクソンになれちゃいますよ。
マイケルジャクソンになりたくてG.H.BASSを実際に履いてみた!
遂にG.H.BASSの真実が明かされる…
G.H.BASSは靴屋の知り合いが履いておりまして、
「足が痛いよ…硬い!」
とよく言っていました。
そんな硬くて痛いG.H.BASSをマイケルジャクソンが履いて踊るかな?
まさか、マイケルジャクソンって痛みに強いとか?
早速HIROsophyが検証します!!
G.H.BASSのサイズ感
サイズ感は小さめだと思います。決して大きい感じましません。そしてワイズも狭いです。
日本人の足は割とワイズは広めなので、Dワイズはかなりタイトに感じると思います。G.H.BASSの場合フィッティングは日頃履いているサイズの一つ上のサイズもお試しされることをおすすめします。
このモデルはタッセルがついていますが、このガラスレザーの黒光りした感じはまさに「マイケルジャクソン」ではありませんか!!!
足を軽く動かすとしなやかな屈曲をし履きやすいです。
マイケルジャクソンの映像から推測するにマイケルジャクソンの足は華奢で細いのだと思います。
G.H.BASSのローファーをあれほどピッタリと履きこなし、まるでスニーカーで踊るかのようにしなやかな動きをするマイケルジャクソンにとってG.H.BASSとはオーダーメイドシューズのように足に合う革靴だったことが想像できます。
G.H.BASSは返りがいい!
実際に私がG.H.BASSを履いた感想は、さすがマッケイ製法ということもあり柔らかく屈曲性は抜群にいいです。
想像より遥かに履きやすかったことに驚き、マイケルジャクソンがあれほどまでにG.H.BASSをライブで使用ししなやかな動きができたわけが分かった気がしました。
G.H.BASS 開封の儀!
タッセルローファーにキルトがついたキルトタッセルローファーをご紹介します。
マイケルジャクソンはコインローファーでしたが、私がコインローファーを履いてもマイケルジャクソンにはなれないことを何となく感じてしまったので私はキルトタッセルローファーで攻めたいと思います。
ではさっそく開けます!!
オープン!
Weejunsとは「ノルウェーの」という意味で名付けられました。
キルトにタッセルという可愛いデザインが特徴。
手縫いのU字のモカ縫いがすごく可愛い!
ソールはレザー。
製法はマッケイ製法、オープンチャネルで仕上げてあります。
レザーソールにはHANDCRAFTED LEATHER
Weejunsのロゴの刻印があります。
ヒールは積み上げにゴムリフトを取り付けてあり耐久性があります。
ライニング無しの一枚革を使用しているため履くほどに馴染みます。
(ライニングをつけることで足当たりはしっかりとした印象になります。)
G.H.BASSはガラスレザーを採用し美しい光沢感が特徴です。
またガラスレザーはお手入れがとてもシンプルです。
G.H.BASSを履いてマイケルジャクソンの気持ちが分かった
「何事も自分で試したことしか信じないよ」という十代のような斜に構えたHIROsophyはマイケルジャクソンがG.H.BASSを履いて激しいダンスをしていたという有名過ぎる話を鵜呑みにすることができませんでした。
「マイケルジャクソンはきっとローファーに似せたコンフォートシューズだろ」
そのため実際にマイケルジャクソンが愛したG.H.BASSを履いてみることで実際G.H.BASSを履いて踊ることは可能なのか、またG.H.BASSとは履きやすい革靴なのかを検証し自分なりの答えが欲しかったのです。
結果G.H.BASSはとても履きやすく足にフィットするローファーなのでマイケルジャクソンのレベルであればダンスシューズとして使うことも可能かもしれないという私なりの結論を見出すことができました。
マイケルジャクソンのレベルというのはダンス番組を見ていても通常ダンサーはスニーカーを好むように見えます。革靴っぽく見えるスニーカーを履いているダンサーも多いです。つまり、動きやすい靴をダンサーは好むということになると思います。
ダンスが神レベルのマイケルジャクソンはもしかしたらスニーカーよりもレザーソールのローファーの方が動きやすいのかもしれません。レザーソールは驚くほどツルツルしフロアを意図せず滑ることもあるほどです。このレザーソールの特徴を活かすとフロアを縦横無尽に滑るように踊ることができるのかもしれません。
滑るように踊るという表現はまさにマイケルジャクソンにぴったりではないでしょうか?
天才ダンサーのマイケルジャクソンは自分の足に合う靴を昔から知っていたと思われます。
そしてその後たびたびG.H.BASSのローファーはマイケルジャクソンのライブなどで拝見することになり、マイケルジャクソンの一過性ではないこだわりの強さが垣間見れます。
マイケルジャクソンのこだわりは大変美しいものと評価されますが、こだわりが強いと世間一般では「面倒臭い奴」というレッテルを貼られ敬遠されることもあります。私は面倒臭い奴でもいいのでこだわり全開で生きていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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