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CHEANEYのレディースANNIEが驚くほど履きやすかった!!

革靴
この記事は約27分で読めます。
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CHEANEYダブルモンク
HIROsophy
HIROsophy

今日はCHEANEYのANNIEを履いたのでレビューします!
HIROsophyはANNIEに首ったけ!

日頃HIROsophyは紳士靴売り場で革靴を着用しています。
紳士靴売り場に立っている私としてはやはり紳士靴のような婦人靴を履きたい!!と思います。
しかしさすがに、紳士靴の小さいサイズであってもHIROsophyが履くには無理があるため、「紳士靴のような婦人靴」というコンセプトで紳士靴メーカーの婦人靴を履いているのです。

前置きが長くなりましたが、
つまり「製法はグッドイヤーウェルト、デザインは紳士」というサイズだけが婦人靴という特殊な革靴のJOSEPH CHEANEYを今回はご紹介したいと思います。

男性の憧れでもあるグッドイヤーウェルト製法は婦人靴の中から探そうと思うとかなり難しく、女性が履きたいと願ってもなかなか出会えるものではありません。
そこで今回は、女性のために紳士靴に負けない造りの婦人靴『JOSEPH CHEANEYのANNIE』をご紹介します!

CHEANEYってどんなブランド?

まずは軽くおさらいをしておきましょう。

日本の市場では紳士靴がメインになっていますが、婦人靴もしっかりとした造りでデザインも紳士靴に負けていません。
ただ女性が履くJOSEPH CHEANEYはしっかりと女性のための工夫が幾つも施されています。
今回は女性に優しい造りにも注目しています!

創業者JOSEPH CHEANEYは1886年デズバラにあるステーションロードに「J.Cheaney,Boot&Shoemakers」を構えました。
第一次世界大戦中は1週間で約2,500足のブーツやシューズを生産し、第二次世界大戦後は孫のディック・チーニーが海外への供給を展開しシューメーカーとして有名になりました。

2009年チャーチ創業者がジョセフチーニーを買収しましたが再び独立。
1886年当時と変わらずにカッティングからファイナルポリッシュまで全ての工程をノーザンプトンで行うという強い信念とこだわりを貫き英国伝統のグッドイヤーウェルト製法で新しいスタンダートを作り出すシューメーカーとして成長しています。

つまり、戦争をくぐり抜け企業として成長し買収されても独立をし伝統を守り続けている逞しいシューメーカーだといっても過言ではありません。
その精神が一足一足に宿り、今も大変人気のある素晴らしいシューメーカーです。

CHEANEYのANNIEを買ってみた!

横から見たCHEANEYのダブルモンク

紳士靴でも有名なJOSEPH CHEANEYを買ってみたので、早速皆様と一緒に化粧箱を開けてみたいと思います!
私と同じ気持ちでワクワクして下さいね。

CHEANEYのANNIEを開けてみる!!

シューズ袋から取り出す

さっそく、取り出す!

おっ!

シューズ袋から取り出した革靴

おおっ!

キターーーーーー!!!

CHEANEYのANNIEのお目見え

見えてきました!
JOSEPH CHEANEYのANNIEです。
可愛らしい名前通り婦人靴です。

CHEANEYのANNIEはダブルモンクストラップ

上から見たCHEANEYのダブルモンク

ストラップが二つ付いたデザインのダブルモンクストラップは「主に紳士靴に見られる定番スタイル」!!

“モンクは「修道僧」を意味し15世紀ころ、アルプス地方の修道僧が考案したことから、この名がある。”

引用:シューフィル 百靴事典

CHEANEYのANNIEはレザーソールを使用

レザーソールの刻印

ソールを見てみると『MADE IN ENGLAND』の文字が彫られています。
そしてその周りには可愛らしいコテでつけた飾りがまた婦人靴らしさを演出しています。

紳士靴との違いを感じると製法は同じであっても、随所に可愛らしさを感じるものです。

レザーソールはオープンチャネル

もっとソールをよく見てみるとオープンチャネルになっています。
『ヒドゥンチャネル』の方が良いんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、オープンチャネルは均等なステッチが見えており、私は芸術性を感じます。

ソールのロゴ

見逃してはいけないのがレザーソールに刻まれたJOSEPH CHEANEYの刻印。
美しいソールのカーブに映える刻印がまたブランドの地位を証明してくれています。

踵は革

婦人靴はトップリフトというラバーがヒールのトップについているパンプスがほとんどですが、婦人靴も紳士靴の仕様になると革とラバーのコンビになっており、『飾り釘』まで再現されています。

『化粧釘』とも言われる釘はデザイン性を高めよりお洒落に、美しさとドレスシューズの気品を感じさせてくれます。

CHEANEYのANNIEは女性に優しい造り

ANNIEのシュータン

シュータンの革が薄いと当たりが優しく圧迫感を感じにくい。

婦人靴の場合、紳士靴と同じ厚い革を使用するとどうしても不慣れな女性は痛みやストレスを感じやすいです。
シュータンの革の厚みを薄くすることで、普段はパンプスを履いている女性にも優しい造りになっています。
このような僅かな違いであっても女性に配慮してくれているところが、さすがJOSEPH CHEANEYです。

ANNIEの踵周り

アッパーとライニングの間に薄い革を挟んでいる。これはドレスシューズでよく見掛けるね。

ここで注目したいのは、履き口のビーディングもそうなのですが、踵周りの柔らかさ!
女性のための革靴なので、シュータンだけでなく踵周りも柔らかく作られているためフィット感が抜群でしっかり踵をホールドしてくれます。

写真では分かりにくいですが踵を手で掴むとムニュっと弾力を感じます。

これって革靴の不良品なの?教えて!〈CHEANEYのANNIE編〉

HIROsophy
HIROsophy

革靴を作る工程を知ることで、何が不良か分かるようになります

JOSEPH CHEANEYだけではなく、新しい革靴を購入してみると「気になる点」が出てくることもあるでしょう。
すぐに購入した店舗に問い合わせるのが一番なのですが、その前に不良品なのかどうかが自分自身で判断できればもっと楽ですよね。

そこで今回は新品の革靴でありがちな「アッパーの汚れ」についてお話しします。

アッパーの汚れ

CHEANEYに限らずアッパーに何かが付着していることは新品の革靴であってもよく見受けられます。

これは「不良品」ではありません。

フィニッシャー

こういう機械を使いコバインキを塗布しコバを整えた時に、ブラシがアッパーに触れて色が付着したと思われます。

私は工程を知っているので、全く気にしません!
そもそもあまりに神経質過ぎると革靴を外で履くことさえ難しくなりますからね。

あまり重く捉えない方がいいです。

CHEANEYのANNIEを磨く〈HIROsophy流〉

ANNIEと磨きの道具

「プレメンテナンス」と煩いHIROsophyが今回は買ったばかりのJOSEPH CHEANEYを「プレメンテナンス」したいと思います。

何度も口を酸っぱくして申しておりますが、革靴にとって「プレメンテナンス」は非常に重要で「ヤル」と「ヤラナイ」では革靴の寿命が変わってきます。

「長生きしてよぉぉぉ」とJOSEPH CHEANEYに頬擦りしても寿命が長くなるわけではないので、今日はしっかりと履き下ろす前のメンテンスをしたいと思います。

レザーソールにはソールガード

今回はSAPHIRの「ソールガード」を使用しています。HIROsophyが大好きなブランドのSAPHIRのソール専用オイルです。

このオイルを塗ることで、レザーソールの耐久性が増して屈曲性が良くなり滑りにくくなります。

※必ずしも滑らないわけではないので、ご注意下さい。

ANNIEにデリケートクリームを塗る

今回は油性クリームのクレム1925を使用しますので、先にデリケートクリームを塗布します。

油性クリームだけを塗り続けると革が硬くなりひび割れを起こすこともありますので、油性クリームとデリケートクリームはセットで考えたいですね。

ANNIEにクレムを塗る

バーガンディーの靴クリームと豚毛のブラシです。
靴クリームは先に述べたようにSAPHIRのクレム1925を使用します。

この時「ニュートラルの靴クリームはダメなの?」という意見があると思うので、私の見解を述べます。
ニュートラルがダメではないのですが、ニュートラルには補色の効果がないためバーガンディーの色を映えさせたいと思った場合はバーガンディーの靴クリームを使うことがお勧めです。
ニュートラルはあくまで“艶出し”の効果であって、奥から光るような妖艶な雰囲気は出しいくいです。

私はこのJOSEPH CHEANEYのANNIEをセクシーな美人に育てたいと思っているので、あえてクレム1925を使います。

ANNIEにポリッシュを塗る

撥水効果と艶出し効果を狙って、今回はSAPHIRノワールのポリッシュを使用しています!

ピカピカにしちゃうの!?
と思った方、まだ早いです。
全体的に艶を出すために薄塗りをしてきます。

注意しなければいけない点はワックスを全体的に厚塗りするとひび割れるということです。
特に屈曲するような部分に厚塗りすることはお勧めしません。

磨き上がったANNIE

見よ、この重厚感!

つるーん!
綺麗に仕上がりました!

CHEANEYのANNIEを実際に履いた感想を述べる

ANNIEを磨く

JOSEPH CHEANEYのANNIEは若干小さめです。
同じサイズのJOSEPH CHEANEYを持っていますが、そのモデルよりも全体的にタイトフィットになるのがANNIEです。

JOSEPH CHEANEYの黒の革靴
レースアップよりも履きやすいダブルモンクって…

ANNIEはダブルモンクストラップですが、フィット感が素晴らしく良いため一番上のベルトを外して履いても踵が抜けず、私としては『私のために造られた革靴である』と思ってしまうほどです。
ここまでピッタリしたモデルは初めてだったため私も驚き、またJOSEPH CHEANEYのファンになりました。

私は革靴は24cmであることが多いです。
ANNIEは4Hで履いています。
私の実際の足長は23.8cmあります。足長が約24cmでANNIEはビチビチなので、もし余裕を持たせたい方は一つサイズを上げてもいいのかもしれません。

こんなに可愛くて、素敵なJOSEPH CHEANEYのANNIEがまさか私にピッタリラストだったなんて嬉しくて仕事中のテンションも上がりっぱなしです。
皆様もぜひJOSEPH CHEANEYを一度お試しあれ!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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