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秋に履きたい、英国王室御用達トリッカーズのブーツを紹介します!

茶色のブーツ 革靴
この記事は約26分で読めます。
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茶色のブーツ

秋に履く革靴といえばブーツ!そこで今回は秋に履きたいトリッカーズのブーツをご紹介します。トリッカーズは紳士靴だけでなく婦人靴も作っているため私の私物のトリッカーズも合わせてご覧下さい。これを読めばベンチメイドのTricker’sが欲しくなちゃうこと間違いなしです!!

トリッカーズというブランド歴史

1829年に靴作りの名人ジョゼフ・トリッカー(Joseph Tricker)が創立。イングランド最古のシューズファクトリーです。カーフの甲革およびオークのタン皮で鞣した革底を含め最高級の素材を使ったトリッカーズは職人の伝統的な技術により今も当時のクオリティを守り続けています。


1989年にはウェールズ公チャールズ殿下により英国王室御用達の栄誉を預かり、2019年にはトリッカーズ創業190周年という大きな節目にノーサンプトンの工場にウェールズ公を招き除幕式を行いました。
イギリスで生まれ英国王室に愛されたトリッカーズは190年の時を経て世界中の革靴ファンに愛されています。

トリッカーズのジョッパーブーツを迎え入れる準備

私はトリッカーズのジョッパーを買い、この子がちゃんと成長できる環境を整えてあげないといけないと思い前回の反省を活かし我が家の環境整備に取り組みました!

カビの生えたTricker's

前回のブログを読んでいない方や、革靴にカビが生えたところを今までに一度もご覧になられたことがない方にとっておきのカビ靴をご紹介します。カビは様々な種類があり、カビの胞子は常に空気中を漂っています。そのため除去したとしてもカビの発生条件が揃えばまたカビが生えてしまいます。


梅雨時期などに注意していただきたいのは、革靴を安易に放置しないことです。カビは足音もなく近づきいつの間にか白くモフモフしたものを革靴にくっ付けてきます。もちろん革靴だけカビるわけではないので部屋全体の換気を行い常に空気を循環させる必要があります。密閉され湿度と室温が高い場所は革靴には向きません。

コロナの除湿機

そこで大事な我が子をカビさせ猛省し、除湿機を買いました!


CORONAの除湿機は1日7リットルも除湿し湿度も85%以上あった部屋が現在では50%台まで下がりカビが生えにくい条件にすることができました。梅雨時期などどうしても湿度と室温が高くなる場合は大事な我が子(革靴)を守るために除湿機を使うことはかなり有効です。


湿度85%以上というのは水中に住んでいたと言っても過言ではない気がします!(それはカビるわ)
除湿することで我が子が成長しやすい環境を整えることができました!

革靴にカビが生えてしまったお話です!

トリッカーズ定番ブーツの紹介

トリッカーズといえばカントリーブーツのモールトンとバートンが有名ですね。そこで今回は私物のモールトンとバートンをご紹介します。8年ほど履いているのでエイジングもされており、これからトリッカーズを履いてみたいという方は是非参考になさって下さい。

トリッカーズのモールトン L5676

カラー:Marron Antique

茶色のTricker'sのカントリーブーツ


トリッカーズといえばこのカントリーブーツを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。紳士靴の場合だとカントリーブーツはM2508という型番のモールトン(MALTON)という名称ですが写真は婦人靴のため型番は違います。
ウィングチップのブローグシューズはピンキングが施され妖艶な雰囲気を醸し出しています。


そしてこのMarron Antiqueという色は美しい経年変化(エイジング)を思う存分楽しむことができます!


私のこのカントリーブーツは8年ほど履いて濃淡が生まれました。使う靴クリームや靴磨きをする頻度により経年変化は変わってきます。つまりこのカントリーブーツの持ち主によりトリッカーズは表情を変えるのです。

茶色のトリッカーズのライニング

トリッカーズは靴の内側を見ると手書きで型番やサイズなどが記されています。
仕様はレザーソールにレザーミッドソールが入りより屈強なイメージになりますが、実際履いてみると馴染んだ時には他にはないフィット感と履き心地があります。


新品の時には想像もしなかった履き心地に脱帽です。

カラー:Black

Tricker'sの黒のカントリーブーツ

同じカントリーブーツの色違いのBlackです。このBlackもMarron Antiqueと同時に購入しているのですが、こうして見るとMarron Antiqueがより経年変化を楽しめることがお分かりいただけると思います。


しかしBlackのカントリーブーツにしかない特徴は脚全体が締まって見えるためドレッシーな印象を作り出すことができます。間違いなく足は細く小さく見えますよ。

黒いTricker'sのライニングの表記

最初硬かったライニングはフニャフニャになるほど馴染み、足首に添った形状で程よくホールドしてくれます。


アイレットの一番上までシューレースを通し締め上げると甲の部分と足首は吸い付くほどのフィット感が生まれます。

トリッカーズのバートン L5633

カラー:Navy

Tricker'sのネイビーのバートン

紳士靴ですとM5633のバートン(BOURTON)という名称です。こちらもフルブローグで職人技が光るピンキングが施されています。ピンキングとはパーツの断面をギザギザにカットすることをいいます。ピンキングを全体に施すことにより印象は華やかになります。

バートンのライニングの表示

ソールはイギリス製のダイナイトソールを使用し、レザーミッドソールを挟み重厚感のある作りになっています。


特徴的なパーフォーレーションは靴内の湿気を逃すために開けられた穴がルーツになっています。飾り穴もしっかりと役割があるということに驚きますね。

ジョッパー L5674 

カラー:Acorn Antique

ライトブラウンのTricker'sのジョッパーブーツ

さっそく新しい我が子を紹介します!!!

トリッカーズ5674を開封します!

今回我が家にトリッカーズとしては4人目の新しい子が入りましたのでこのブログを通じ皆様にご紹介したいと思います。この私は革靴を我が子のように可愛がってしまうため理解しきれぬところもあるかと思いますが、お付き合い下さい。

新品トリッカーズの付属品

Tricker'sの化粧箱

これがトリッカーズの化粧箱です!これを見るのも4回目、我が子と対面の時がやってきました!
お久し振り〜!

Tricker'sの説明書

トリッカーズのアフターケアの手引きとトリッカーズ純正ポリッシュが付属しています。
アフターケアは日本語でも書かれているため安心して読めます。
主に修理などについて書かれています。

Tricker'sの純正ポリッシュ

トリッカーズの純正ポリッシュを開けてみるとトリッカーズのエイコンと同じ色をしています。このポリッシュを開けた時の匂いが私は好きで中毒になりそうです。

トリッカーズのシューズケース

こちらはトリッカーズの純正シューズケースです。旅行などへトリッカーズのブーツを持ち歩く際このトリッカーズのシューズケースに入れることで持ち運びやすくなります。

トリッカーズのディティールをチェック!

Tricker'sのライニング

ライニングには型番、サイズなどが手書きで記入されています!

Tricker'sの敷革

By Appointment to His Royal Highness The Prince of Wales

トリッカーズの敷革にはチャールズ皇太子の称号を表すプリンスオブウォールズの三本羽根のロイヤルアームスとウェールズ公殿下御用達の文字があります。
まさに信頼の証!

ストームウェルトとレザーミッドソールが入ったダブルソールが屈強なイメージを作り上げます。だし縫いのピッチの間隔は細かくカジュアルの中にドレッシーな面も感じることができます

かかとから見た時すっきりとした市革が素敵ですね。

ソールはイギリス製の茶色のダイナイトソールが使用され、ドレッシーな雰囲気を醸し出しています。
ビブラムソール2055とよく見間違える方もいらっしゃいますが、ビブラムソール2055はダイナイトソールと比較し全体的に厚みがありダイナイトソールの特徴の踏まず部分の梳きもありません。そのため印象はダイナイトソールの方がスッキリと見えます。

ベルト部分の裏側はヌメ革を使用しています。ヌメ革もお手入れをすることでエイジングが楽しめますのでプレメンテナンスでクリームを入れます。

新品ゆえにパキッと張った革ですがこれが数年履き込めば私のモールトンのようにいい味が出ること間違いありません。
久し振りにトリッカーズの新品を手にしエイジングされていく様を隣で見れることに喜びを感じます。

新品のトリッカーズをプレメンテナンスする

このエイコンという色は注意が必要です!!

このエイコンという色ですが何がどう注意が必要かと申しますと、すぐにシミになる色だということです。
油分の多いクリームや雨、油などにすぐに反応してしまいます。そのためプレメンテナンスでは色が濃くならないようサフィールのデリケートクリームを使用します。

サフィールのデリケートクリームはヌメ革にも使えるほどソフトで優しいです。主成分は水であるため伸びは非常によいですが、基本的にツヤは出ません。

優しく優しくサフィールのデリケートクリームを伸ばし塗ってあげます。この時塗りムラなく伸ばすことが綺麗に仕上げるコツです。


靴クリームなども同じですが、一度で全体に塗ることでムラを防げます。部分的に塗った場合クリームの種類によってはシミのようになったり、一部色が濃くなり過ぎるといったアクシデントも引き起こします。

ヌメ革にデリケートクリームを塗布します!
さぁ、怖がらないで!

Don’t be afraid!

一瞬色が濃くなりますが数分放置することで色は元のヌメ革の色に戻ります。濃くなった瞬間「やっちまったか!?」と思うかもしれませんが、ご安心を。
以上でトリッカーズのプレメンテナンスは終了です。では早速トリッカーズを履いて馴らしていきましょう!

“好き”を共有したい!

今回は新品のトリッカーズを履き下ろすための準備を皆様と一緒にしました。
生きていく中で様々なものを好きになりその奥深さにハマっていくことは誰しもあることですよね。それがヒト・モノ・コトなんであれ私は同じ“好き”という感情を共有したいと思うことはよくあります。誰かの“好き”が私の“好き”になったり、その逆も然り。そんな人生を今後も歩んでいきたいと心から思います。


まだ人生の中で“好き”が見つからない方は自分の素直な心に耳を傾けてみて下さい。些細な感情をおざなりにせずしっかりと自分自身と向かい合うことで、自分の中に眠っている本当の“好き”に辿り着けると思っています。


このブログの中では私の革靴に対する愛情を惜しみなく披露していますが、もっともっと色々な形で私の深い愛情を表現していきますので今後も期待して下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました!

お気に入りの革靴は月1回しっかりとメンテナンスをしようね!

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