勉強や仕事に使う筆記用具で一番使うものは何でしょうか?
年齢にもよるかもしれませんが、シャープペンかボールペンではないでしょうか?
小学生や中学生の方はシャープペンが多いかもしれませんし、社会人の方はボールペンの方が使用頻度が多いかもしれません。
私HIROsophyは大学に進学しました!!
そこで今回は学生にはとても便利なシャープペンについて気になりましたので、大人気のぺんてるの「オレンズ」についてレビューしたいと思います。
勉強を毎日している方にとって、何のシャープペンを使うかというのは効率に関わることなので重要案件だと思います。
そんな勉強に追われる学生の方にもおすすめしたい「オレンズ」のシャープペンのお話を是非ご覧下さい!
ぺんてるのオレンズ orenz
まずはぺんてる株式会社が製造販売している筆記用具のシャープペン「オレンズ」の特徴から見ていきます。
最大の特徴は「芯を出さずに書くため折れない」という点です。
芯を出さないから折れない、と言い換えても間違いではありません。
確かに芯が折れる瞬間を思い出すと…思い当たる節がありますね。
ぺんてるの歴史
老舗となれば色々あるものです。
戦後を生き抜き、大きく社会に貢献してきたぺんてるだからこその歴史を感じて下さい。
2019年のコクヨがぺんてるを子会社化しようとした動きにはショックを受けましたが、生き残るためには会社は買収と売却をしなければいけないことも歴史を見れば明白です。
ただぺんてるに関してはコクヨに買収されないで欲しいというのがHIROsophyの気持ちでもあります。
数々の名作を生み出してきたぺんてるは私の中でも大好きなメーカーでありブランドです。
- 1946年 大日本文具株式会社設立
- 1946年 にぎり墨発売
- 1949年 チューブ入り国産絵の具「ドラゴンえのぐ」発売
- 1951年 オイルパス「ぺんてる」発売
- 1953年 海外市場進出
- 1955年 「ぺんてるくれよん」発売
- 1960年 ノック式シャープペンシル「ぺんてる鉛筆0.9mm」発売
- 1963年 水性の裏写りしない「ぺんてるサインペン」発売
- 1963年 シカゴ文具国際見本市出展
- 1968年 世界初の0.3mmシャープペンシル「メカニカ0.3mm」発売
- 1970年 世界万国博覧会(大阪)出展
- 1971年 キャップを後方にセットしノックできるシャープペンシル「ケリー」発売
- 1973年 オレンズのルーツとなる0.2mmシャープペンシル「PS1042 0.2mm」発売
- 1975年 静電容量技術を利用した誰でも簡単にペンタッチ入力できる業務用コンピュータ「ペンピュータ」開発
- 1979年 先進国首脳会議(東京サミット)でローリングライターが公式筆記具として採用
- 1983年 ペンタッチ式「ぺんてる修正液」発売
- 1086年 シャープペンシル「グラフ1000」発売
- 1987年 シャープペンシル「スマッシュ」発売
- 1989年 ゲルインキボールペン「ハイブリッド」発売
- 1995年 文具業開初 ISO9001認証取得!
- 2000年 ISO14001認証取得!!
- 2014年 芯を出さずに書く「オレンズ」発売!!!
- 2017年 オレンズ+自動芯出し機構搭載フラッグシップシャープペンシル「オレンズネロ」発売
- 2017年 カネボウ化粧品共同開発「ケイトスーパーシャープライナーEX」発売
- 2019年 コクヨがぺんてるの株を買い取り子会社化しようと試みるもぺんてるが拒否しコクヨが全株式46%まで買い進めるもぺんてるとプラスは合同会社を作り30%を取得。
現在は膠着状態。
コクヨ社は敵対的買付の結果45.66%のぺんてる株式を取得予定としています(現時点でコクヨ社名義の株式は37.45%)が、ぺんてるにおいては、これまでにお知らせしたとおり、コクヨ社に対するぺんてる株主からのぺんてる株式の譲渡を承認致しません。
ぺんてる株式会社の株式の買受けの結果に関するお知らせ
シャーペンの芯が折れる原因
シャーペンの芯の出し過ぎにより折れる可能性がある
これは皆様経験があることと思います。
2、3回ノックするとかなり芯が出るので通常のシャーペンではその状態で書き続けると芯が折れることがあります。
筆圧強めの方は折れる可能性がある
筆圧というのは個人差がありなかなか直すことができるものではありません。
しかも自分が筆圧が強いのかどうかが自分で自覚している方は少ないように思います。
HIROsophyは自分では筆圧は低いと思っています。その代わり筆圧が低いため字がヘロヘロになっていることもよくあり「もっとしっかり書いて!」と言われたこともあるほどです。
極細芯径のシャーペンを使用した場合に折れる可能性がある
極細とは0.5mm以下の0.3mmや0.2mmですが、芯が細くなればなるほど折れやすくなります。
芯を長く出した状態で0.3mmなどの芯で書いた場合力に耐えられずポキっと芯が飛んでいってしまった経験があります。
オレンズの特徴
オレンズの芯は折れない
先にも述べましたようにオレンズは芯を出した状態で筆記しないため折れないという理屈です。
長く芯を出してしまったり、芯が出ている状態で力を加えてしまうと通常のシャープペンは芯が力に耐えることができないためポキっと折れてしまうことがあります。
試験中、速記中、板書中、など筆記する手を休めることなく書き続けることができることが最大の効率化だと考えるならば「芯は折れない」方がいいのは当然です。
芯が折れると心も折れる、ような状況もありますので勉学のサポートをするという側面をみてもオレンズは私たちの仕事や勉強という作業を応援してくれています。
シャーペンの芯を出さないで書く
新品の状態のオレンズのシャープペンには「芯を出さないで書いてください」という注意書きのシールが貼られています。
パイプよりも芯を出す必要がないため、「芯を出さない」と強調されています。
一般的なシャーペンしか使ったことがない方には芯を出さずに書けるのか?と率直な疑問を持つと思いますが、実際には書けます!
滑らかな書き心地のオレンズ
芯を出さずに書くと普通のシャーペンはパイプ部分が紙を削ってしまい破れてしまうことでしょう。
これも学生の頃に経験があると思います。
そのため紙を破かないためにもノックを2回ほどしシャーペンの芯をしっかり出した状態で筆記を行うと思います。
ところがオレンズは芯を出す必要がなく、芯を出さなくても紙を傷めることがありません。
私が使ってみたところ、滑らかに紙の上をパイプが滑っています。
「不思議」という言葉に尽きます。
実際によく見てもシャーペンの芯はパイプの長さ以上に出ていないため、どうして書けるのか見てても分からないのです。
ノック1回で3倍書けるオレンズのシャープペン
「1回のノックで3倍書ける」というのは更に驚くべき点だと思います。
通常の筆記で芯がパイプ以上に出ていないのにも関わらず、3倍書けるとは一体どういう構造なのか???
芯を出さずに書いているため、「摩耗による芯の減りでの筆記をできるだけ長く保つ」ことができているからです。
オレンズはなぜ芯を出さずに書けるのか?
筆記で芯が短くなってきたらパイプが一緒にスライドし短くなります。
そのため、芯を出すことなく筆記ができます。
またパイプの先端が滑らかになっているため紙に跡を残すことなく書けるのです。
実際に使ってみてオレンズはどうだったか?
「芯を出さずに書くシャーペン」というキャッチフレーズと「オレンズ」といういかにも駄洒落のようなネーミングに惹かれてぺんてるのシャーペン「オレンズ」を購入し、日頃は普通のシャーペンを使っているHIROsophyが「オレンズ」を使ってどう感じたかと言いますと…
- 紙の上を滑らかに滑り
- ノックする必要がないので書き続けることができ
- メタルグリップは低重心なため安定した筆記ができ
- ストレス減になった!
という結果です。
日本のメーカーは本当に素晴らしいですね。
アイディアがぶっ飛んでいて、物凄い豊かな想像力とユーザーが困っている点をしっかり理解しそこを補う商品を世に送り出していることを考えると日本のブランドとして世界中に自慢したくなります。
本当に素晴らしいシャーペン「オレンズ」でした。
ぺんてるのアイディアと商品開発力は世界に自慢したいほど素晴らしい
子供の時、勉強をするために一度は手にしたであろう文房具。
子供の頃は何気ない気持ちで〝歴史〟や〝背景〟なんて気にせずに使っていましたが、こうして文房具メーカーの「ぺんてる」を振り返ると物凄い努力と社員の想像力の結晶が商品になって、私たちの元へと届いているのだと思いますね。
勉強をするために欠かせない文房具は、学生を受験に勝利させその後もずっと共にする相棒になっているかもしれません。
人生のうちで大事な時を共に過ごした文房具に敬意を示し今回のブログ記事にさせていただきます。
1分1秒を大事にしている受験生の皆様、在学中の皆様、これから進学をする皆様にとって文房具メーカーの企業努力は皆様を後押しする「愛情」だと思います。
使いやすく、便利で、効率を上げる文房具を提供してくれている文房具メーカーの存在に感謝し私も勉強に励もうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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