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革靴を長持ちさせるために今すぐやるべきこと8つのポイント

古びた棚と複数の革靴 革靴
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古びた棚と複数の革靴

革靴を長持ちさせるためのコツを「そんなことは知ってるよ〜」というような些細なことから「そんなことができるの!?」というようなポイントを一挙大公開します!!
革靴はどう履いても劣化していくものですが、劣化のスピードを緩やかにすることにより長持ちさせることはできます。「小さなことからコツコツと」という言葉があるように“小さなこと”の積み重ねが革靴を結果的に長持ちさせてくれますので、是非まだ試したことがない方は実践して下さいね。

革靴を長持ちさせるために気をつけること8つのポイント

アンティークの革靴

革靴を長持ちさせたいという気持ちは私もあなたも同じです。そこで今すぐ実践して欲しいことがあります!日常で少しだけ気をつけるだけで結果は大きく変わってきますので、是非小さな一歩を踏み出して下さい。

①プレメンテナンスをしておろす

磨き上げたサドルシューズ

新品の革靴をおろす時、プレメンテナンスをしてからおろすことで革に柔軟性を与え、革の表面にはクリームにより薄い皮膜ができ直接水などを吸い込むことを防いでくれます。クリームが何も入っていない革靴ほど繊細な状態はありませんので、是非履きおろす前にプレメンテナンスをしましょう。

②革靴を履くときは靴べら(シューホーン)を使う

茶色の携帯靴べら

「靴べら(シューホーン)要らないです」と革靴を履く時に使わない方を見受けられますが、革靴にとって靴べらは要る・要らないの次元ではなく革靴の傷みを最小限にするために必ず使って欲しいものです。

③革靴の紐はほどいて履く

革靴の紐を結ぶ前

履く時に靴の紐をほどく方が少ないことはよく分かっていますが、この靴紐をほどくというのは革靴を長持ちさせるために重要です。靴紐を締めたまま履くことでライニングや腰裏、履き口などに負荷がかかりそれを繰り返すことでライニングが擦れ負荷がかかったところが破れます。紐をほどいて履くことで履き口周辺の負荷を減らすことができます。

④革靴を履いたらブラッシングをする

Tricker'sをブラッシングする

ブラッシングを舐めてはいけません。日々の汚れを毎回落とすことでお手入れは格段に楽になります。ただブラッシングをするだけなら忙しいあなたにもできますよ!今日の埃や粉塵は今日のうちに落としてあげましょう。

楽ちんお手入れ術を紹介!

⑤革靴は月1回はフルメンテナンス

Tricker'sを磨く

デイリーなお手入れはブラッシングで構いませんが、月に1回はしっかりとクリーナーを使い深い汚れを落としましょう。今まで塗った靴クリームやワックスなどを落とし、革の毛穴をしっかりと開くことで革はいきいきします。革は人間のお肌と同じで毛穴が詰まった状態は通気性を損ない劣化につながりますので、月に1回はクレンジングをしスッピンに戻してあげましょう!

⑥革靴はローテーションで履く

6足の並べられた革靴

お気に入りの革靴を毎日履きたい気持ちは分かりますが、1足を毎日履き続けると汗や摩耗により傷みが早くなります。お気に入りだからこそ複数の革靴をローテーションし1足を長持ちさせましょう。

⑦革靴にはシューキーパーを使う

シューツリーの踵を合わせる

「シューキーパー って何ですか?」という方に簡単にご説明しますと『靴用ハンガー』です。洋服用のハンガーと同じ効果があり形崩れ防止と木製の場合は除湿し消臭効果もあるので革靴を脱いだら次履く時まで入れておきましょう。履きジワも伸びるので深いシワからクラックになることを防いでくれます。

⑧革靴は防水スプレーを上手に使う

コロンブスのアメダス

革靴を長持ちさせるために忘れてはいけないのが「防水スプレー」です。サーっと数秒噴霧するだけで皮革の表面に薄い膜を張り汚れや雨などから革靴を守ってくれます。防水スプレーは革靴だけでなく鞄や傘などにもお使いいただけます。使える素材はスムースレザー、起毛革、テキスタイルなどです。起毛革の場合は防水スプレーを噴霧した後、ブラッシングをし毛を起こして下さい。

傷んだら革靴を修理しよう

毎日気をつけて革靴を履いていても必ずいつかは劣化してしまうものです。とても悲しいことですが革靴の劣化に気づいたら修理をしてあげましょう。状態があまり悪くならないうちに修理することで修理金額も抑えることができ、革靴本体にも負担をかけずに済みます。

婦人靴にハーフラバーを貼る

ハーフラバー・ハーフレザー 約3,000円〜

ハーフラバーをつける前の革靴

前半分のソールが薄くなったと感じた時はオールソール交換する前にハーフラバーをお試し下さい。耐久性がグッと増してオールソールの修理までの期間を伸ばしてくれます。
ラバーがお好きではない方にはハーフレザーもあります。ハーフレザーは削ってそのまま圧着する方法と、縫いをかける方法があります。縫いはオープンチャネルとヒドゥンチャネル等選べますので、お近くの修理工房にお問い合わせ下さい。

リフト(かかと) 約3,000円〜

トップリフトの交換

一番持ち込み修理で多いのがかかとの修理です。革マッケから耐久性の良いゴムマッケに交換することもできますし、革マッケはゴム部分の形を選ぶことができます。代表的なものはラスター、ダブテイル、アローヘッドです。飾り釘もお好きなように打てますので修理工房で注文して下さい。かかとのトップリフトに加え積み上げ革を交換する場合は、トップリフト+積み上げ革代になります。トップリフトを超えて少しだけ積み上げ革が削れてしまった場合はコーナーフォローができます。価格としては積み上げ革を全て交換するよりも安価になるためおすすめです。

トゥラバー・トゥレザー・スチール 約3,000円〜

トゥスチール

つま先の補強も大事な修理です。つま先はどんな方でも削れてしまうものです。特にダブルソールやトリプルソールなどは返りが悪いためつま先はすぐに減ってしまいます。理想はウェルトが削れる前に修理することです。ウェルトが削れてしまった場合はリウェルトができます。リウェルトとは削れてしまい縫うことができない部分のウェルトを切り取り新しいウェルトを部分的に付け足す修理です。ウェルトの目付けの雰囲気が若干変わりますが断然リウェルトはリーズナブルなためおすすめします。
トゥスチールが付けられるものはレザーソールのみです。ラバーソールに取り付けますとビスがすぐに抜けてしまうため実用的ではありません。私が修理職人の時、ダイナイトソールのつま先補強としてトゥレザーを選ばれている方がいました。私は本当に驚きましたが、ラバーソールのつま先の引っかかり気になる方はつま先をレザーにすることで歩きやすくなることは事実です。

オールソール 約12,000円〜

ラバーオールソール交換

オールソール交換とは靴底をまるっと取り替えることをいいます。
マッケイ製法、グッドイヤーウェルト製法など製法の違いにより縫い方や部材が変わります。もちろんカスタム修理もできますので純正ではできないソールに交換し自分だけの革靴を楽しむこともできます。Parabootをアイスアンドファイヤーのビブラムソールに変えました!

レザーソールを指で押す

「オールソールのタイミングがわかりません」という質問をよくいただきますが、元靴修理職人がオールソールのタイミングを伝授します!
まず革底の場合指で靴底を押します。靴底が指で押してペコペコするようであればオールソールの時期が近づいています。手で触った感覚というのは非常に大事で目で見ても分からないため必ず手で触りチェックしましょう!

革靴の中底

オールソール交換に出す時は中底とライニングのチェックもお忘れなく!
靴内部をよく見て傷んでいるところがないか確認しておけばオールソール交換と一緒に修理ができます。

腰裏の補修 約3,000円〜

革靴の腰裏

腰裏とはカウンターが入っている部分の内側を指します。この部分は靴を脱ぎ履きする時に負荷がかかりやすく破れてしまうことがあります。破れた場合は腰裏補修の修理をすることで綺麗になります。
また履き口のパイピング・テーピング・ビーディングも切れたり破れたりした場合は修理ができますので迷わず修理をしましょう。

修理料金は修理工房により様々なためあくまで目安とし参考程度にして下さい。

アッパーの傷は傷補修

大事に履いていてもアッパーが傷つくことはあります。その時革靴の部位によっては傷のついた革をサンドペーパーで削って平にしてから補色するというやり方があります。やり方は車の傷補修をやったことがある方はすんなり理解できると思います。

もし雨に濡れたら…

雨に濡れた時のケアは革靴を長持ちさせるためにはかなり重要です。雨に濡れた時が一番痛みますので放置はせず乾燥させお手入れをしっかりしましょう。

毎日履く革靴だからこそ

革靴を長持ちさせるためにするポイントは本当に些細なことです。ただその“些細なこと”をするかしないかで結果は変わります。“めんどうだな”と思う気持ちもよく分かりますが可愛い革靴のために“些細なこと”に気を遣ってあげましょう。
綺麗な革靴を履くというのは綺麗な洋服を着ることと同じだと思います。“汚れがついた洋服を着るのは恥ずかしい”と多くの人が思うと思います。革靴も同じで“汚れた革靴を履くのは恥ずかしい”と思うことができれば「汚れが気になる」という感覚になります。人の目を気にすることもとても大切ですが、さらには物を大事にするという観点から考えても日頃のメンテナンスは車でいう車検のようなものなので破損している部材があれば交換して革靴を長く履きましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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