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チャーチ/Church’s のレディース、バーウッド/BURWOOD メンズに負けず劣らず素晴らしい理由

革靴
この記事は約23分で読めます。
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スタッズのジャッケットを身に纏った男

英国靴が大好きなHIROsophyが今回はチャーチ(Church’s)のバーウッドを手に入れたので紹介したいと思います。
チャーチといえばメンズシューズの方が有名だとは思いますが、今回はチャーチのレディースはメンズに負けず劣らず素晴らしいということをお伝えできればと思います。

日頃は男性の皆様向けにブログを書いておりますが、今回は女性の方でしっかりとした製法で作られた革靴をお探しの方向けに書きたいと思います。

チャーチ/ Church’s のレディース バーウッドはメンズ並みに素晴らしい

イギリス国旗とバス

い、いかつい!!
これがレディース!?

と思う方も多いかもしれませんが、今日ご紹介するチャーチのバーウッドはレディースシューズとして作られたものなのです。

チャーチ/Church’s という新しい子が来ました!!《ようこそ、我が家へ》

チャーチの緑の箱

今回はチャーチ/Church’sのバーウッドというドレスシューズについてシェアします!
私の家に久々に新しい子がやって来たので皆様にご紹介します。

ブランド:チャーチ Church’s
品番:8746/30
商品名:BURWOOD MET BLACK ROYAL R
製法:ブラックラピド製法(ダブルソール)

チャーチ/Church’s 専用、自分の名前が書ける?金色のペンと化粧箱と同じ素材の紙

チャーチの金色のペン

これはレディースシューズでしか見たことがありません。
やはり女性のための心遣いでしょうか。こういう細かなところに繊細さを感じます。
チャーチのレディースは緑の箱ですが、メンズシューズの場合はワインっぽい色の箱になります。

チャーチ/Church’s のシューズケース

チャーチのシューズケース

ブランドロゴの入ったシューズケースはまるで最高級品の証のように存在感があります。
シューズケースに入れて持ち歩くことはあまりないかもしれませんが、旅行などで革靴を別で持ち歩く際にこのシューズケースに入れて持ち運べば一層愛着が湧くことでしょう。

心待ちにしていたチャーチ/Church’s が顔出し

チャーチの箱を開ける

箱を開けるとバーウッド/BURWOOD METの登場です。
早く足入れをしたい気持ちを抑えてじっくり観察します。

チャーチの箱から靴を取り出す

このスタッズが婦人靴のバーウッド/BURWOOD METの特徴です。
スタッズが散りばめられメンズとは違いカジュアルに合わせ、ファッション性が高いモデルです。

チャーチのバーウッド

丸みを帯びたトゥは紳士靴のバーウッド/BURWOODのエッグトゥと同じく可愛らしいですね。
また婦人靴はシボ革を使用し、スタッズのいかつさを強調しています。
ただのスムースレザーと比べてもシボ革は絶対強そうです!

ソール素材はチャーチ/Church’s のロゴ入りラバー

チャーチのバーウッドの靴底

ソールには耐久性の良いラバーを使用。
手で触ると少し柔らかいラバーがグリップの良さを想像させます。

チャーチ/Church’s 踵素材は革(鍵)飾り釘は4本

チャーチの踵

このバーウッド/BURWOODは珍しいことに踵だけ鍵の革の踵を使用しています。
通常レザーソールに踵だけラバー(ゴム)というパターンか、ラバーソールの場合は踵までラバーで作られているものが多いため、このパターンは珍しいです。

飾り釘はデザイン性もあり、ブランド毎飾り釘の本数は違います。
ただこの飾り釘が少しでも革部分より飛び出ていると滑る可能性があり危険です。
もし飛び出ている飾り釘を見つけたら履く前にハンマーで押し込んでおくと良いです。

ダブルソールの重厚感

チャーチのつま先

見えますでしょうか?
チャーチのBURWOOD MET/バーウッド“ダブルソール”なんです。
厚みのあるミッドソールは足の疲れを軽減し耐久性を向上させます。

正面から見た顔も重厚感があり恰好いいですよね。
シングルソールよりシルエットには存在感があり、特にチャーチのバーウッドはスタッズもついていることから“強そう”ですよね。

中底にはMade in ITALYの文字

チャーチの中底

チャーチ(Church’s)ってイタリア製!?
メンズシューズの場合はイギリス製ですがレディースシューズはイタリア製なのです!

バックステイもおしゃれ

チャーチのバックステイ

ブランド毎このバックステイのデザインは違い、バックステイにもこだわりを感じます。

バックステイとは市革ともいわれ踵部分の縫い割り上方に補強の目的で取り付けられている革。

チャーチ/Church’s のシボ革は表情豊か

チャーチのつま先

シボ革とは表面にちりめん状に細かく寄った不規則なシワ模様のことです。
シボ革には2種類あり「空打ち」「シュリンク」です。
「空打ち」は回転ドラムの中に鞣した革だけを入れて攪拌させることで自然なシワ模様をつけます。「シュリンク」は収縮剤を使用し表面を縮ませてシワシワにするものです。

靴に使われるシボ革

シボ革の魅力は何より表情が豊かであることです。
不規則的な模様はずっと見ていても飽きませんし、強い個性を感じさせます。

チャーチ/Church’sのバーウッドはエッグトゥという魅力

エッグトゥのチャーチ

エッグトゥとは卵のように丸みを帯びたつま先をいいます。

チャーチはこの丸みが特徴のドレスシューズでもあります。
どの部分をとってもメンズシューズに負けず劣らず素晴らしい質実剛健の作りです!

私が思うに、チャーチ/Church’sのレディースのバーウッドはメンズシューズと同じです!
何も変わりません。

チャーチのレディース バーウッドのサイズ感 《MY SIZE》

スタッズのついたチャーチのバーウッド

サイズ感は購入する際に一番悩む方が多いのではないでしょうか?
ここでは参考までに私のサイズをご紹介します。

私はスニーカーでは25.0cmを履きます。
そして革靴ではほとんどが24.0cmです。
Tricker’sだけはUK5.0を履いています。
そしてチャーチはEU37でピッタリです。

私の足は甲が低く、足囲も広くはないので甲に厚みがあり足幅も広い方はサイズが上がるかもしれません。私は新しい革靴を履いて足が痛くなることはあまり気にしないのでかなりタイトに合わせます。

靴の足幅、9cm!

他の革靴と比較すると決して広いわけではなく今までの私の経験では「レギュラー」といったイメージです。

靴の足囲、24cm!

グルっとボールジョイント部分を測ると、24cm。
私は甲が低いためこのサイズでも何も問題ありませんでした。

靴の足長、27cm!

当然ながら足長には捨て寸も含まれています。
私の実寸は24cmほどなので余裕があります。

チャーチのレディース バーウッドを実際に履いてみた感想

履いてみると…
想像以上に履きやすく、つま先には余裕を感じる。
そして踵の納まりもかなりいい!

あれ?
全敷をめくるとステッチが見えるよ…

アウトソールもちゃんと縫われている…

コバも縫われている、
全敷の下も縫われている…ということは!!

ブラックラピド製法だな、Church’sさん!

イギリス製の紳士靴のChurch’sはグッドイヤーウェルト製法、婦人のChurch’sは屈曲性の良いブラックラピド製法らしいです。
確かに、イギリス製のブラックラピド製法は聞いたことないしなーと思いました。
履いてみて分かるのは屈曲性の良さとアッパーは硬さを感じるものの激痛まで至らず何時間も連続して履けるので、大してストレスを感じませんでした。

女性にとっても優しく、マッケイ製法ではないブラックラピド製法という点にも心遣いを感じます。
さすが世界のChurch’sは細部までこだわり、メンズシューズに引けを取らないレディースシューズを作っていますね。

メンズシューズのチャーチ バーウッドのスペック

製法:グッドイヤーウェルト製法
ソール:レザーソール(ダブルソール使用)
ラスト:81(エッグトゥ)
アッパー:ポリッシュドバインダーカーフ

やはりレディースシューズと比較するとメンズシューズのバーウッドはスペックが違いますが、基本的な部分は可能な限りレディースシューズとメンズシューズは近づけた印象があります。
女性の方でメンズシューズにあるようなスペックの革靴が欲しいと思っている方はこのチャーチのバーウッドは最適といえると思います。

ラスト81は他のモデルにも使用されておりRYDER(ライダー)もラスト81です。
ちなみにCONSUL(コンサル)はラスト173、SHANNON(シャノン)はラスト103を使用しています。

チャーチ(Church’s)とは

箱に入った茶色の革靴

イギリスを代表するシューメーカーのチャーチ(Church’s)は靴の聖地ノーザンプトンで1873年創業の老舗メーカーです。
1965年にはエリザベス女王が工場を訪問しクイーンズアワードが授与されたりとイギリス王室に認められたブランドであり、映画の『007ダブルオーセブン』のジョームスボンドの衣装として提供され実際に映画で使われています。

また2000年にはプラダに買収されファッション性を意識したスタイリッシュな製品も発売されています。

チャーチ2021年の価格改定

アメリカ紙幣

本当に残念ですが価格改定により値上がりしてしまいました…。

紳士靴の価格

大人気のコンサルやディプロマット、シャノンで有名なチャーチですが実は2021年4月19日月曜日に価格改定があり、それぞれの品番が値上がりしております。
私もチャーチの価格改定の話を聞き実際の価格を知った時は本当に驚きました。
値上がりの幅は品番ごと違うのですが約30,000円近く上がっているものもあります。
税込価格で130,000円を超えてくると…「ちょっと考えようかな」と思う方も多いと思います。
しかし品質は変わらず名品ですよ。

品名旧価格新価格
BURWOOD 96,800124,300
CONSUL91,300118,800
CHETWYND96,800124,300
DIPLOMAT96,800124,300
GRAFTON103,400137,500
RYDER73,700102,300
SHANNON103,400130,900
紳士チャーチ価格表

婦人靴の価格

2021年4月19日月曜日にメンズシューズのチャーチだけでなくレディースシューズのチャーチも同時に値上がりしております。
旧価格自体がレディースシューズとメンズシューズでは違うため値上がり後の価格も同じではありません。

品名旧価格新価格
BURWOOD MET105,600140,800
BURWOOD WG86,900114,400
DALIA81,400102,300
KELSEY78,100114,400
KETSBY MET110,000147,400
KETSBY WG96,800130,900
LANA92,400118,800
LANA MET105,600147,400
SHANNON 2WR86,900107,800
SHANNON MET91,300130,900
婦人チャーチ価格表

伝統的なチャーチが生み出す普遍的なファッション性

パンクロック男が海部に寝転ぶ

ブランド毎特徴がありますが、今回ご紹介したチャーチはつま先がエッグトゥといわれる卵のような形をしています。
このつま先の丸みは他のブランドにはなくとても特徴的といえます。
特に女性は尖ったデザインのドレスシューズよりもチャーチくらいに丸みを帯びたつま先のドレスシューズの方が可愛らしくお洋服にも合わせやすいと思います。

またイギリス靴は質実剛健といわれるグッドイヤーウェルト製法を基本としているブランドばかりでチャーチもその一つです。
このグッドイヤーウェルト製法はレディースシューズには珍しく、メンズシューズをメインで作っているブランドが出しているものが多いです。そのため「レディースシューズ売場」や「靴屋」などでお目にかかる頻度は大変少なく試し履きも困難といえます。

革靴好きの方だけでなく、恰好よく履きこなしたいとお思いの方にもおしゃれで有名な国イギリスの伝統的なブランドが出す革靴を履いていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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JOSEPH CHEANEYのレディースもこちらでご紹介しております

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