英国靴が大好きなHIROsophyが今回はチャーチ(Church’s)のバーウッドを手に入れたので紹介したいと思います。
チャーチといえばメンズシューズの方が有名だとは思いますが、今回はチャーチのレディースはメンズに負けず劣らず素晴らしいということをお伝えできればと思います。
日頃は男性の皆様向けにブログを書いておりますが、今回は女性の方でしっかりとした製法で作られた革靴をお探しの方向けに書きたいと思います。
- チャーチ/ Church’s のレディース バーウッドはメンズ並みに素晴らしい
- チャーチ/Church’s という新しい子が来ました!!《ようこそ、我が家へ》
- チャーチ/Church’s 専用、自分の名前が書ける?金色のペンと化粧箱と同じ素材の紙
- チャーチ/Church’s のシューズケース
- 心待ちにしていたチャーチ/Church’s が顔出し
- ソール素材はチャーチ/Church’s のロゴ入りラバー
- チャーチ/Church’s 踵素材は革(鍵)飾り釘は4本
- ダブルソールの重厚感
- 中底にはMade in ITALYの文字
- バックステイもおしゃれ
- チャーチ/Church’s のシボ革は表情豊か
- チャーチ/Church’sのバーウッドはエッグトゥという魅力
- チャーチのレディース バーウッドのサイズ感 《MY SIZE》
- チャーチのレディース バーウッドを実際に履いてみた感想
- メンズシューズのチャーチ バーウッドのスペック
- チャーチ(Church’s)とは
- チャーチ2021年の価格改定
- 伝統的なチャーチが生み出す普遍的なファッション性
チャーチ/ Church’s のレディース バーウッドはメンズ並みに素晴らしい
い、いかつい!!
これがレディース!?
と思う方も多いかもしれませんが、今日ご紹介するチャーチのバーウッドはレディースシューズとして作られたものなのです。
チャーチ/Church’s という新しい子が来ました!!《ようこそ、我が家へ》
今回はチャーチ/Church’sのバーウッドというドレスシューズについてシェアします!
私の家に久々に新しい子がやって来たので皆様にご紹介します。
ブランド:チャーチ Church’s
品番:8746/30
商品名:BURWOOD MET BLACK ROYAL R
製法:ブラックラピド製法(ダブルソール)
チャーチ/Church’s 専用、自分の名前が書ける?金色のペンと化粧箱と同じ素材の紙
これはレディースシューズでしか見たことがありません。
やはり女性のための心遣いでしょうか。こういう細かなところに繊細さを感じます。
チャーチのレディースは緑の箱ですが、メンズシューズの場合はワインっぽい色の箱になります。
チャーチ/Church’s のシューズケース
ブランドロゴの入ったシューズケースはまるで最高級品の証のように存在感があります。
シューズケースに入れて持ち歩くことはあまりないかもしれませんが、旅行などで革靴を別で持ち歩く際にこのシューズケースに入れて持ち運べば一層愛着が湧くことでしょう。
心待ちにしていたチャーチ/Church’s が顔出し
箱を開けるとバーウッド/BURWOOD METの登場です。
早く足入れをしたい気持ちを抑えてじっくり観察します。
このスタッズが婦人靴のバーウッド/BURWOOD METの特徴です。
スタッズが散りばめられメンズとは違いカジュアルに合わせ、ファッション性が高いモデルです。
丸みを帯びたトゥは紳士靴のバーウッド/BURWOODのエッグトゥと同じく可愛らしいですね。
また婦人靴はシボ革を使用し、スタッズのいかつさを強調しています。
ただのスムースレザーと比べてもシボ革は絶対強そうです!
ソール素材はチャーチ/Church’s のロゴ入りラバー
ソールには耐久性の良いラバーを使用。
手で触ると少し柔らかいラバーがグリップの良さを想像させます。
チャーチ/Church’s 踵素材は革(鍵)飾り釘は4本
このバーウッド/BURWOODは珍しいことに踵だけ鍵の革の踵を使用しています。
通常レザーソールに踵だけラバー(ゴム)というパターンか、ラバーソールの場合は踵までラバーで作られているものが多いため、このパターンは珍しいです。
ダブルソールの重厚感
見えますでしょうか?
チャーチのBURWOOD MET/バーウッドは“ダブルソール”なんです。
厚みのあるミッドソールは足の疲れを軽減し耐久性を向上させます。
正面から見た顔も重厚感があり恰好いいですよね。
シングルソールよりシルエットには存在感があり、特にチャーチのバーウッドはスタッズもついていることから“強そう”ですよね。
中底にはMade in ITALYの文字
チャーチ(Church’s)ってイタリア製!?
メンズシューズの場合はイギリス製ですがレディースシューズはイタリア製なのです!
バックステイもおしゃれ
ブランド毎このバックステイのデザインは違い、バックステイにもこだわりを感じます。
バックステイとは市革ともいわれ踵部分の縫い割り上方に補強の目的で取り付けられている革。
チャーチ/Church’s のシボ革は表情豊か
シボ革とは表面にちりめん状に細かく寄った不規則なシワ模様のことです。
シボ革には2種類あり「空打ち」と「シュリンク」です。
「空打ち」は回転ドラムの中に鞣した革だけを入れて攪拌させることで自然なシワ模様をつけます。「シュリンク」は収縮剤を使用し表面を縮ませてシワシワにするものです。
シボ革の魅力は何より表情が豊かであることです。
不規則的な模様はずっと見ていても飽きませんし、強い個性を感じさせます。
チャーチ/Church’sのバーウッドはエッグトゥという魅力
エッグトゥとは卵のように丸みを帯びたつま先をいいます。
チャーチはこの丸みが特徴のドレスシューズでもあります。
どの部分をとってもメンズシューズに負けず劣らず素晴らしい質実剛健の作りです!
私が思うに、チャーチ/Church’sのレディースのバーウッドはメンズシューズと同じです!
何も変わりません。
チャーチのレディース バーウッドのサイズ感 《MY SIZE》
サイズ感は購入する際に一番悩む方が多いのではないでしょうか?
ここでは参考までに私のサイズをご紹介します。
私はスニーカーでは25.0cmを履きます。
そして革靴ではほとんどが24.0cmです。
Tricker’sだけはUK5.0を履いています。
そしてチャーチはEU37でピッタリです。
私の足は甲が低く、足囲も広くはないので甲に厚みがあり足幅も広い方はサイズが上がるかもしれません。私は新しい革靴を履いて足が痛くなることはあまり気にしないのでかなりタイトに合わせます。
靴の足幅、9cm!
他の革靴と比較すると決して広いわけではなく今までの私の経験では「レギュラー」といったイメージです。
靴の足囲、24cm!
グルっとボールジョイント部分を測ると、24cm。
私は甲が低いためこのサイズでも何も問題ありませんでした。
靴の足長、27cm!
当然ながら足長には捨て寸も含まれています。
私の実寸は24cmほどなので余裕があります。
チャーチのレディース バーウッドを実際に履いてみた感想
履いてみると…
想像以上に履きやすく、つま先には余裕を感じる。
そして踵の納まりもかなりいい!
あれ?
全敷をめくるとステッチが見えるよ…
アウトソールもちゃんと縫われている…
コバも縫われている、
全敷の下も縫われている…ということは!!
ブラックラピド製法だな、Church’sさん!
イギリス製の紳士靴のChurch’sはグッドイヤーウェルト製法、婦人のChurch’sは屈曲性の良いブラックラピド製法らしいです。
確かに、イギリス製のブラックラピド製法は聞いたことないしなーと思いました。
履いてみて分かるのは屈曲性の良さとアッパーは硬さを感じるものの激痛まで至らず何時間も連続して履けるので、大してストレスを感じませんでした。
女性にとっても優しく、マッケイ製法ではないブラックラピド製法という点にも心遣いを感じます。
さすが世界のChurch’sは細部までこだわり、メンズシューズに引けを取らないレディースシューズを作っていますね。
メンズシューズのチャーチ バーウッドのスペック
製法:グッドイヤーウェルト製法
ソール:レザーソール(ダブルソール使用)
ラスト:81(エッグトゥ)
アッパー:ポリッシュドバインダーカーフ
やはりレディースシューズと比較するとメンズシューズのバーウッドはスペックが違いますが、基本的な部分は可能な限りレディースシューズとメンズシューズは近づけた印象があります。
女性の方でメンズシューズにあるようなスペックの革靴が欲しいと思っている方はこのチャーチのバーウッドは最適といえると思います。
チャーチ(Church’s)とは
イギリスを代表するシューメーカーのチャーチ(Church’s)は靴の聖地ノーザンプトンで1873年創業の老舗メーカーです。
1965年にはエリザベス女王が工場を訪問しクイーンズアワードが授与されたりとイギリス王室に認められたブランドであり、映画の『007ダブルオーセブン』のジョームスボンドの衣装として提供され実際に映画で使われています。
また2000年にはプラダに買収されファッション性を意識したスタイリッシュな製品も発売されています。
チャーチ2021年の価格改定
本当に残念ですが価格改定により値上がりしてしまいました…。
紳士靴の価格
大人気のコンサルやディプロマット、シャノンで有名なチャーチですが実は2021年4月19日月曜日に価格改定があり、それぞれの品番が値上がりしております。
私もチャーチの価格改定の話を聞き実際の価格を知った時は本当に驚きました。
値上がりの幅は品番ごと違うのですが約30,000円近く上がっているものもあります。
税込価格で130,000円を超えてくると…「ちょっと考えようかな」と思う方も多いと思います。
しかし品質は変わらず名品ですよ。
品名 | 旧価格 | 新価格 |
BURWOOD | 96,800 | 124,300 |
CONSUL | 91,300 | 118,800 |
CHETWYND | 96,800 | 124,300 |
DIPLOMAT | 96,800 | 124,300 |
GRAFTON | 103,400 | 137,500 |
RYDER | 73,700 | 102,300 |
SHANNON | 103,400 | 130,900 |
婦人靴の価格
2021年4月19日月曜日にメンズシューズのチャーチだけでなくレディースシューズのチャーチも同時に値上がりしております。
旧価格自体がレディースシューズとメンズシューズでは違うため値上がり後の価格も同じではありません。
品名 | 旧価格 | 新価格 |
BURWOOD MET | 105,600 | 140,800 |
BURWOOD WG | 86,900 | 114,400 |
DALIA | 81,400 | 102,300 |
KELSEY | 78,100 | 114,400 |
KETSBY MET | 110,000 | 147,400 |
KETSBY WG | 96,800 | 130,900 |
LANA | 92,400 | 118,800 |
LANA MET | 105,600 | 147,400 |
SHANNON 2WR | 86,900 | 107,800 |
SHANNON MET | 91,300 | 130,900 |
伝統的なチャーチが生み出す普遍的なファッション性
ブランド毎特徴がありますが、今回ご紹介したチャーチはつま先がエッグトゥといわれる卵のような形をしています。
このつま先の丸みは他のブランドにはなくとても特徴的といえます。
特に女性は尖ったデザインのドレスシューズよりもチャーチくらいに丸みを帯びたつま先のドレスシューズの方が可愛らしくお洋服にも合わせやすいと思います。
またイギリス靴は質実剛健といわれるグッドイヤーウェルト製法を基本としているブランドばかりでチャーチもその一つです。
このグッドイヤーウェルト製法はレディースシューズには珍しく、メンズシューズをメインで作っているブランドが出しているものが多いです。そのため「レディースシューズ売場」や「靴屋」などでお目にかかる頻度は大変少なく試し履きも困難といえます。
革靴好きの方だけでなく、恰好よく履きこなしたいとお思いの方にもおしゃれで有名な国イギリスの伝統的なブランドが出す革靴を履いていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
チャーチ/Church’s公式ホームページで新作をチェックするならこちらから!
コメント