当サイトの記事内には広告を含む場合がございます

雨の日でも快適に過ごしたい方におすすめの革靴とお手入れ方法を伝授!

紐が解けた革靴 革靴
この記事は約9分で読めます。
スポンサーリンク

ここ近年急増したゲリラ豪雨や突然の大雨など、そんな時にお気に入りの革靴を履いていたら歩くことさえ気が気ではありませんよね。その時にあなたが感じるストレスはきっと…富士山をも超えます!このストレスをどうにかしたい、そう思ったあなたは今履いている革靴が雨によって悲惨なことになっているか又は雨が降るたびに帰宅後深夜まで革靴のお手入れをしているのでしょう。

どちらにしても精神衛生上良くありません。そこで今回は紳士靴販売員のHIROsophyが雨の日におすすめの革靴をご紹介します!

雨の日用の革靴を選ぼう!

撥水している状態

雨の日にどんな靴を履いて出掛けるのかというのは大事なポイントですよね。それにより雨によるストレスを軽減できる場合もありますし逆にストレスだらけになったりしますね。

一番手っ取り早い方法はゴム製のレインブーツを履くことですが、レインブーツで仕事をするわけにいかない職種は多いと思います。スーツでお仕事をする場合スーツに合った靴を履かなければいけませんし、お客様の前に出るお仕事の場合はそれがマナーであり礼儀になりますよね。そこでまず最初に雨に強い・弱いってどういう靴をいうのでしょうか?
考えていきたいと思います。

雨に強い靴

  • ゴム製のレインブーツ ◎
  • 合成皮革の靴 ◎
  • ゴアテックスシューズ ◎
  • セメンテッド製法のラバーソールの靴 ◯
  • グッドイヤーウェルトのラバーソールの靴 △

雨に対する耐久性を◎、◯、△で表しました。ここでは純粋に雨に対する耐久性だけで考えていますので、見た目・通気性などは加味しておりません。セメンテッド製法の場合靴底にステッチがないため穴もありません。そのため靴底から直接水が侵入する事はありません。雨靴で販売されているものにセメンテッド製法が多いのはこの理由からです。

雨に弱い靴

  • マッケイ製法のレザーソール
  • マッケイ製法のラバーソール
  • グッドイヤーウェルト製法のレザーソール
  • グッドイヤーウェルト製法のラバーソール

雨に対する耐久性が弱いのはダントツでマッケイ製法です。その理由は靴底から中底にかけてアリアン縫いをしているからです。そのため貫通された穴があり簡単に靴底から水が侵入します。

グッドイヤーウェルト製法は雨に強いと言われますが、それはマッケイ製法などと比較した場合であり実際は長時間水にさらされることで染み込んできます。構造上マッケイ製法とは違いグッドイヤーウェルト製法は直接水が侵入することがありません。

おすすめはゴアテックスシューズ!

透明な傘が雨に濡れる

ゴアテックスファブリクスは完全防水の機能性シューズです。アウトドアの洋服や帽子などにも使われている素材です。ゴアテックスファブリクスは水滴よりも小さな無数の孔があり水蒸気は外へ逃してくれ蒸れにくいのが特徴です。そのため紳士靴販売員私が雨の日におすすめしたいのはたくさんの革靴の中で一番はゴアテックスシューズです。防水、防滑、防汚という三拍子揃ったビジネスシューズの快適性を感じて下さい。

リーガル

リーガルのゴアテックス定番、プレーントゥの外羽根式34HRやストレートチップの内羽根式35HRなどがおすすめです。この34HRや35HRはウィズが3Eありゆったりしていますがロングノーズのためスーツにもよく合いドレッシーです。アッパー素材は牛革を使用しており普段通りのお手入れで構いません。

ゴアテックス シューズを感じさせないエレガントな雰囲気はリーガルならではですね。雨の日でも革靴でお仕事をしなければいけない方におすすめです。

製法はセメンテッド製法で軽量に作られクッション性にも優れているため長時間歩くことも苦になりません。今まで普通の硬い革靴を履かれていた方は是非この機会にリーガルのドレッシーなゴアテックスシューズをお試し下さい!きっとその快適さから虜になるでしょう。

ロングノーズのデザインに抵抗がある方にはリーガルのプレーントゥの外羽根式31NRとストレートチップの内羽根式32NRがおすすめです。こちらは爪先が丸くラウンドしているため尖った革靴が苦手な方におすすめです。そしてこちらもウィズは3Eでゆったりしています。靴底は合成ゴムを使用し溝があり滑りにくいです。グリップ力も良いので駅の階段やマンホールの上も安心です。

ゴアテックスシューズのアッパーは撥水加工を施したレザーを使用しているため靴をお手入れする際にクリーナーを使うと撥水加工が落ちてしまいます。そのためクリーナーの使用は気を付けて下さい。

マドラス

リーガルと並んでゴアテックスといえばマドラスです。マドラスウォークMW5803、MW5804、MW5805、MW5806はアッパーは牛革、ウィズは3E、底材はゴムとスポンジを使用した日本製のゴアテックスシューズです。「濡れない」「蒸れない」マドラスのゴアテックスシューズは透湿防水仕様です。

もし革靴が雨に濡れてしまったら…

レインブーツと雨

放置は絶対やめましょう。革靴は水が苦手です。そのため放置するというのは革靴にとってとても残酷な行為です。

雨に濡れた革靴のお手入れ(アッパー編)

白いクロスを両手で広げる

まずは綺麗なクロスを使い雨水などの革靴についた水分を拭き取りましょう。そのまま放置することでどんどん水が革の内部まで浸透してしまいます。

右手にクロスを巻いた

革靴を拭く時クロスの扱いは重要です。クロスを二本指に巻きつけることで細部まで拭き取ることができ力加減も変えることができる万能な方法です。

濡れてる革靴はまずは通気性のよい場所で乾燥させましょう。ソールはなかなか乾燥しないため革靴を立てて置くとすぐに乾燥します。

革靴を馬毛ブラッシングする

雨に濡れた革靴はかなり汚れています。特にコバやレースステイのある部分は念入りにブラッシングをしましょう。

細かいことですが、室内でやる場合砂や埃が周囲に飛び散らないよう下へ向けてブラッシングをすると辺り一帯に砂や埃が飛び散ることを防げます。

コロンブスのツーフェイスローション

ブラッシングが終わりましたら粗方砂や埃は取れましたので、今度はクリーナーを用いてさらにこびりついた汚れを落とします。


デイリーのお手入れではクリーナーを使わずにブラッシングだけで済ませることもありますが、雨に濡れた場合はクリーナーを割愛せずにしっかりと汚れを落としましょう。

クリーナーを使った後の革靴

クリーナーを使い汚れを落とすと革の色まで褪せたようになります。この状態に少し驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、問題はありません。油分などもクリーナーにより落ちていますのでパサパサした印象になります。

油分の入ったローションと革靴

では、パサパサした革には栄養を与えてあげましょう。デリケートクリームでもいいですし、私は今回サフィールのレザーバームローションを使っています。このレザーバームローションには保革効果、汚れ落とし、艶出しという3つの効果がありとても便利です。

油性クリームと革靴

保革をしっかり行いしっとりとしたら、補色をします。雨に濡れた場合色が抜けてしまうこともよくありますのでニュートラルのクリームではなく革靴の色と近い色のクリームを使いましょう。

このサフィールノワールクレム1925は油性クリームです。乳化性クリームとは違い深い艶が楽しめますので普段乳化性クリームをお使いの方は油性クリームもお試し下さい。

コロンブスのアメダス

ここで防水スプレー!
いきなり!?って思いましたか?
ちょっとだけ下にスクロールして下さい。このAlfred Sargentはポリッシュしようとしてるんですよ!


ポリッシュの後で防水スプレーはできないので、先にかけます。ポリッシュの後に防水スプレーをかけるとポリッシュをかけたところが曇ってしまうのでおすすめしません。


コロンブスの防水スプレーはコスパがいいので私はランニングシューズやバッグにガンガンかけています。

革靴と油性ワックス

サフィールのポリッシュを使い革の表面に膜を作ります。サフィールノワールのポリッシュはこちらもクリームと同様深い艶が出るという特徴があります。一度ノワールの深い艶を体験してしまうともう普通のポリッシュには戻れませんよ!


実はポリッシュをかけると通気性が損なわれることは周知の事実だと思いますがメリットとしては水が侵入しづらくなることなのです!爪先だけですけど…。

爪先に鏡面磨きをした革靴

完成!!

シューツリーを入れる

シューツリーの構造

雨に濡れた革靴はフニャフニャになり型崩れをします。そこでシューツリーを入れて型崩れを防止します。


今回使っているシューツリーはコロニルのシダーウッドです。木製は湿気を吸ってくれいい香りもするので私は木製を選びます。

革靴にシューツリーを斜めにしながら入れる

シューツリーを真っ直ぐ靴の中に入れようとすると入りません。無理に押し込むようなことはせず、シューツリーを少しだけ縦にした状態で靴の中に入れます。

シューツリーを押し入れる

シューツリーがボールジョイント部分まで入ったらしっかりと靴を押さえ踵までシューツリーを押し込みます。

シューツリーの踵を合わせる

靴の中にピッタリとシューツリーが入りました!

シューツリーを入れた革靴

完成!!

雨に濡れた革靴のお手入れ(レザーソール編)

傷んでいるレサーソール

雨に濡れるのはアッパーだけではありませんよね。レザーソールの革靴の場合はソールのお手入れも必須になります。

レザーソールとソール用のオイル

今回使用しているのはサフィールのソールガードです。私の可愛い革靴達をソールガードで潤いを与えてあげます!

詳しくはこちらをご覧下さい!

毎日行うお手入れ(デイリー編)

雨の日だけお手入れをすればいいのではなく、毎日履いた靴はお手入れをする必要があります。「えぇぇ!毎日こんな面倒なことするの?」と思った方、ご安心を。毎日やるお手入れは本当に簡単なものです。

雨の日の憂鬱

気圧の変化による頭痛、鞄や靴が濡れる気持ち悪さ、湿度が上がりベタつく肌や髪、どれをとっても不快指数が高く雨の日というのは誰にとってもストレスを感じるものです。

全てを改善することは難しいですが、ちょっとした工夫で一つ一つのストレスを軽減させれば少し雨の日の憂鬱も軽くなるのではないでしょうか。今の時代はストレスを軽減させてくれる便利なものが増えました。今回ご紹介しましたゴアテックスシューズはまさに日頃のストレスを軽減させてくれる便利な道具です。まだ履いたことがない方は是非ゴアテックスシューズを選んでみて下さい。無駄にストレスを感じる必要性がないことが分かります。


毎日の通勤や通学の満員電車でさえ疲れますよね。その上予想できない天気に振り回されストレスを今以上に抱えることはヘルシーではありません。今背負っている重荷を少しずつ下ろす作業を始めましょう!私はヘルシーな生活を望むあなたのお手伝いをしたいと考えています。最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました