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革のカバンを簡単にお手入れする方法を教えます!!

岩の上に置かれた革のカバン 革小物
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「革製品って靴以外もお手入れしなくちゃいけないんでしょ?」「革製品って雨に濡れちゃダメなんでしょ?」と革製品に対して維持や管理が難しそうと思っている方に、今回は誰にでもできる革のカバンのお手入れ方法をシェアしたいと思います。


実は革小物や革のカバンは革靴に比べるとお手入れの工程も少なくシンプルなのです。そのため誰でも簡単に革小物や革のカバンをお手入れができちゃいます!

革のカバンを定期的なケアの必要性

「カバンにまでお手入れは必要なのか?」と疑問をお持ちな皆様、必要です!!

お手入れにより革の乾燥を防ぐ

革になるまで長い道のりがあります。生皮のままでは腐るため鞣しという作業をしタンニンなどの溶剤に漬け込み何ヶ月もかけて革になります。仕上がった革はある程度の油分を含んでいます。製品として加工されカバンが皆様のお手元に届くまで更に長い時間がかかります。その間に革から油分が抜けてしまうこともあり、購入した時はしっとりしていたカバンの革もあなたのお家で保管されている間に油分が抜けてしまいます。


人間のお肌と同じで油分が抜けてしまうとカサカサした雰囲気になり、真冬に手が乾燥しひび割れたりすることと同じことが革にも起きます。そんな時「保湿クリーム」を手に塗りますよね。革も同じく「保湿クリーム」が必要なのなのです。それが人間がお肌に使う保湿クリームではなく、「皮革専用の保湿クリーム」というだけなのです。人間のお肌と同様に保湿してあげることで革はいきいきします。

お手入れすることで長持ちする

カサカサになってしまった革は外的刺激に対して弱い状態にあります。人間のお肌も乾燥している時は簡単に皮膚が切れてしまったり湿疹ができたりと肌トラブルが増えますよね。それと同じでカサカサの状態のまま使用すると傷みは早くなります。


「なーんだ、女性の顔面と同じじゃん!!」って思いましたか?
同じです。そう考えていただくとスッキリすると思います。女性の顔面もしっかりと保湿することで肌のハリ艶を維持しているのですから革も保湿をすることでいつまでも美しい状態を保てます。とはいえ、革が劣化しないわけではないのでもちろん経年変化を起こします。

ただこの経年変化はネガティブなものではなく美しく老いるために重要なのです。昨今経年変化のことを少しおしゃれに「エイジングケア」などといいます。「革製品は味が出るよ」とよくいわれていますが、その“味”こそが“エイジング”なのです。
恰好よく老いるためには革にもオイルが必要です!!

見栄えが見違えるほどカバンが綺麗になる

革製品はカバンに限らず使っていくうちにだんだん汚れ艶感も無くなってきます。特に手で直接触れる財布やカバンなどは手の油などでも色ムラが出たりもします。その手の油による色ムラも味ではありますが、気になる方は気になると思いますので満遍なくクリームという油分を入れてあげることで色ムラも防げ、カバンの艶感も復活させることができます。カバンの艶感が復活すると見違えるほど綺麗に見えますので少しの艶感からハッキリした艶感までお好きな艶をつけると一層愛着が湧きます。

綺麗なカバンを持つことで大切に使おうという心が生まれ愛着が普段の5割増しになるでしょう!私がケアをおすすめする理由は「愛着を持てる」というところにあります。愛おしいものに囲まれ生活するというのはとても幸せなことです。

革のカバンをお手入れするタイミングは?

革の種類にもよりますが革の表面を見てカサカサしてきたらお手入れをおすすめします。カサカサした状態とはどんな状態かといいますと、まず色が薄くなります。カバンを購入した時を思い出して下さい。

「このブラウンの革が恰好いいと思ったから買ったんだけど、よく見るとライトブラウン!?」というようなことはありませんか?ワントーンくらい革の色が明るくなっている場合は色抜けしているか、乾燥しているかです。そして触った質感もパサパサ、カサカサしているように感じられた場合は油分が少なくなってきている時です。

  • パサパサ、カサカサしているか?
  • ひび割れなどがないか?
  • 購入時より色が薄くなっているなど変化はないのか?

革のカバンのお手入れ方法

基本のキ!
まずはブラッシングをし埃を払いましょう。

もしもブラッシングをしても落ちない汚れがあった場合、革の種類にもより使えない場合もありますが、クリーナーを使い除去しましょう。


クリーナーを使い慣れない方は必ず目立たない場所でクリーナーが使える革なのか、シミなどにならないかなど試してから使いましょう。

クリーナーとは…名称は色々あり「リムーバー」「汚れ落とし」などといいます。革に付着した汚れやシミ、光沢剤などを落とすことができます。

今回使ったクリームはコロニルのシュプリーム1909です。
さっぱりとした使い心地とはっきりとした艶感が特徴のクリームです。

革靴の補色のクリームは使わない。色のついた靴クリームはカバン等に使うと洋服などに色移りします。

布の巻き方はこちらをご覧下さい!

布を指に巻き軽く円を描くようにクリームを薄く伸ばしていきます。この時のクリームの量は「少量」です。
10人いれば10人とも「少量」の量は違いますが、布にほんの少しで充分です。クリームを塗り過ぎた場合シミの原因や革の表面が曇ってしまったりすることがあります。クリームの塗り過ぎ位より曇った場合はよく乾拭きすることをおすすめします。

クリームを薄く満遍なく伸ばしたら布をネル素材のものに替えて乾拭きをします。ネル素材の布はハイシャインをする時にも使った布です、覚えていますか?
乾拭きは手早く摩擦を起こすイメージで行います。

鏡面磨き(ハイシャイン)でネル素材の布は使いましたね。

よくスニーカーや起毛素材の靴に撥水スプレー(防水スプレー)をおすすめしていますが、革製品にもお使いいただけます。


革のカバンも雨には弱いため心配な方は革靴同様に撥水スプレーを使いましょう。
ここでは撥水スプレーといっているのは厳密に言えば“防水”の効果があるのではなく“撥水”させるスプレーのためこのように呼んでいます。“防水”というのは水が浸透しないという意味で、実際このスプレーを使ったとしても水は浸透してしまうため“撥水”という表現の方が適切だといえます。


光沢がある革は撥水スプレーの使用で曇る場合もありますので注意が必要です。

撥水スプレー(防水スプレー)とは…噴霧することで防汚・撥水効果があるスプレーです。撥水スプレーと一言でいっても用途別で販売されているので必ず天然皮革に使えるものを選ぶようにしましょう。

これで完成!!
たったこれだけです!カバンのお手入れは驚くほど手軽ですよね!

100回の質問より1回の実践が役に立つ

今回は簡単に誰でもできるカバンのケア方法をご紹介しました。簡単でしたよね!革靴好きの皆様は多分革のカバンもお好きだと思います。そんな私も革のカバンは大好きです。革靴と同様にケアをしっかりしてあげることで長持ちをし見栄えも良くなります。自分が好きで選んだカバンは長く使いたいですよね。革靴と同じであなたの伴侶にしてあげて下さい。革靴も伴侶だと…革のカバン…革財布も…一夫多妻制!?

最近仕事中考えていることですが、まだやったことがない物事に対し疑問がいくつも浮かんでしまうことはあると思います。しかし分からないことを全て潰すほど質問し続けても結局は空想で終わってしまいます。分からないことはあって当然ですから、まずは一度実践してみて下さい。

何が言いたいかといいますと『100回の質問より1回の実践が役に立つ』という教訓です。目の前に4種類のデリケートクリームがあったとします。「AとBとCとDのデリケートクリームはどう違うのですか?」と考える前に4つ全てのデリケートクリームを使ってみれば話は早いですよね。4つのデリケートクリームの違いを説明され理解するまでの間に実践1回であなたはものすごい体験をしたくさんの情報を手に入れたはずです。技術は「お金」×「時間」で上達します。下世話な話になりますが、お金があればまず道具を揃えることができ、時間があれば鍛錬を積むことができます。

私は「楽しい」「面白い」という感情に素直に従うので“革靴”に向き合っている時間は相当長いです。そのため革靴に対し投資することを厭わないです。結果色々失いますが、革靴に特化した人間になりました。“本気で楽しみたいなら全て捧げよ!”とまでいいませんが、躊躇なくどんどん挑戦し実践を積むことをおすすめします。

頭で考えているより実践で得たものはあなたの価値になるのですから。これは革靴のことではなく、人生そのものです。あなたの人生はあなたが主役でなければ意味はないですからどんな時も自分に正直に生きましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!

革靴を磨きたい方はこちらをどうぞ!

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