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もう悩まない、雨の日でも履ける靴はコレだ!!

レインブーツと雨 革靴
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雨の日何の靴を履こうか迷ったことはありませんか?レインシューズを履ければ一番良いのですがデザイン上相応しくない場合何の靴だったら雨に強いのか考えたことはないでしょうか?そこで今回は現役紳士靴販売員そして元靴修理職人のHIROsophyが「雨でも履けるについてご紹介しますので是非ご覧下さい。

靴のアッパー素材によって考える

靴の甲全体をアッパーというのですが、この素材も色々あります。天然皮革、合成皮革、メッシュ生地、キャンバス生地、さてどれが雨の日には良いのでしょうか?

天然皮革以外だったら合成皮革をおすすめします!

雨に強い素材として有名なのが合成皮革です。革に似せて作ってありますが塩化ビニルなどが素材なため水が染み込むことがなく雨の日の靴としても適しています。天然皮革と比べても安価なため1足あっても良いでしょう。

合成皮革ってどんな素材?

布の上にPVC(塩化ビニル)、PA(ナイロンスポンジ)、PU(ポリウレタン)などの樹脂を塗布して仕上げたものです。合成皮革とは本革ではありません。

合成皮革を見分ける5つのチェックポイント

「合成皮革か天然皮革か分からない!」という方に簡単に見分けることができる5つのチェックポイントをお教えします!これは私の肌感覚という曖昧なものですが、これが分かれば見分けはつきますので是非ご活用下さい!

①表面を掴んで皺を寄せてもすぐに元に戻り皺の跡が残らない

これは店頭に並んでいる商品でやるのはやめて頂きたいのですが、合成皮革はビニールと言っても過言ではありません。つまりビニールは元の形に戻ろうとする性質があるため、手で皺を寄せてもすぐに戻ります。本当に何事もなかったかのように…、これがメンタルだったら最強。傷むほど強く掴んだ場合は劣化しますが、通常掴んだくらいでは戻ります。

②表面に傷が殆どつかない

掴んでも元に戻る素材な上に、合成皮革は爪で引っ掻いたりしても傷になりにくい性質があります。表面が樹脂コーティングされているため傷になりにくいのです。想像して欲しいのですが、ゴムボールを引っ掻いて傷になったり凹んだりするでしょうか?殆どならないでしょう。合成皮革は天然皮革と比べてタフです!

③表面の状態が整い過ぎている

表面をよく観察して下さい。シボと呼ばれる細かな皺が見えると思いますが、合成皮革の場合そのシボは作られたものです。天然皮革の場合は動物の皮膚なため、傷があったりそのシボも不揃いですが作られたものは精巧な作りのために違和感があるほど全てが同じサイズ・形であることがあります。

④化学物質の匂いがする

これは見た目ではないのですが、表面の匂いを嗅ぐと何とも言えない石油のような匂いがする場合があります。合成皮革を作る時に化学物質を使うためにあのような匂いがします。

⑤断面の状態を見ると別の素材のようなものが見える

靴の場合はパーツとパーツの縫われ接着されている部分を見て下さい。合成皮革の場合天然皮革と違い断面が何層かに分かれているためすぐに気付きます。

靴の製法によって考える!

前回のブログでも記事にいたしましたように靴の製法と浸水は大きく関わりがあるものです。もう一度ここでおさらいをします。

セメンテッド製法

セメンテッド製法はソールを縫わず圧着する製法です。そのためにアウトソールを見ても縫い目がなくアウトソールからの水の侵入はありません。この製法は大変雨の日の靴としては優れています。

グッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法はアウトソールにはステッチがあり(ヒドゥンチャネルで見えない場合もあります)しっかりと縫われていますが、マッケイ製法とは違い直接アウトソールと中底を縫わずウェルトとアウトソールを縫うため水の侵入はしにくい構造です。

靴のソール素材で考える!

ソール素材と雨とは深い関係性があり、絶対におすすめしたいのがラバーソールです。グリップ力があり、ラバーは水を吸い込まないため雨の日に適していると言えます。

「雨にも負けない靴」総合ベスト3を発表!!

1位 GORE−TEX素材

GORE−TEX(ゴアテックス)は雨の日の靴としては最強です。「完全防水シューズ」と謳って販売されている靴です。GORE−TEXとは防水の素材を袋状にし靴の内側に入れています。そうすることでアウトソールだけでなくアッパーの縫い目からの水の侵入もない画期的な靴です。GORE−TEXは靴だけでなく、スキーウェアやアウトドアの帽子などあらゆるものに使われています。もう一つの特徴はGORE−TEXは蒸れにくいという点です。雨の日に多い靴の中が湿気により蒸れてしまうというという点に関しても、GORE−TEXは水蒸気の粒子は通しますが水の粒子は通さないという特徴があるため雨の日におすすめしたい靴です。


2位 セメンテッド製法の合成皮革

縫い目があり中まで貫通しているような場合を除き、アッパー素材が合成皮革の場合通気性は悪いですが上から水が入ってくることはありません。そしてセメンテッド製法で作らた靴の場合アウトソールには縫い目がないためアウトソールから水が侵入することがないからです。合成皮革の靴を雨の日用として一足用意するのも一つの手だと思います。

3位 ラバーソールのグッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法の中でもラバーソールがおすすめです。中底とアウトソールを直接縫い合わせていないグッドイヤーウェルト製法はすぐに水が侵入することはなく、更にラバーソールを選ぶことによりしっかりと地面を掴んでくれ滑りにくく水をソールが吸い込むこともありません。どうしても見栄えも重視したいという方はラバーソールのグッドイヤーウェルト製法をお選び頂くと良いでしょう。

雨の日には「絶対適さない靴」とは?

1位 キャンバス生地

キャンバス生地以外にもテキスタイルは繊維と繊維の隙間からすぐに水が侵入するため例えセメンテッド製法であったとしても雨の日には向きません。

2位 メッシュ素材

メッシュ素材はランニングシューズを思い浮かべればお分かり頂けると思いますが、メッシュ素材もキャンバス生地同様に通気性を重視し作られており、水も侵入しやすい作りですので雨の日に履くには向きません。

3位 マッケイ製法のレザーソール

マッケイ製法のレザーソールは革靴の中では一番向かない組み合わせです。まずマッケイ製法は中底とアウトソールを貫通し(ロックステッチ)縫いますので必然的にアウトソールには針の穴ほどの隙間が生まれます。そこから雨が侵入するのですが、レザーソールは更に水を吸い込みます。そしてこのレザーソールは凹凸がないため階段やフロアなど平らでツルツルした素材の上ではよく滑ることから、このマッケイ製法のレザーソールは雨の日には適さない靴だといえます。

雨の日も晴れの日もお仕事はある!

私のおすすめはゴアテックスでした!予め予測がついている場合は是非今回の雨の日おすすめ靴を選んで下さいね。実際接客をしていると「雨靴」をしっかり用意されている方がたくさんいらっしゃいます。雨靴を用意することでレザーソールの靴が長持ちしますし、お手入れの時間や頻度も変わってくるので効率的です。人も靴も「適材適所」ですね!

ではまたこの場所をお逢いしましょう!

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